ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん ドラマ第6話 感想

破壊の大帝:
……昔さ。

LM仮面:
はい?

破壊の大帝:
身内のチャットの友達が、亡くなったことがあってさ。

LM仮面:
……は……ぁ……

破壊の大帝:
泣き叫んでも、あの人は帰ってこない。チャットでは、嘆き、悲しみ、憤り……とか、色々渦巻いててさ……

LM仮面:
はい……

破壊の大帝:
ワシ、こういう性格だから、なるべく冷静でいようとしていたのだけど、多分、手が震えていた。指が、嫌がるんだわ。

LM仮面:
……はい。

破壊の大帝:
それを思い出したんだけど、多分、そういう世界を知らない人も、同じように感じたんじゃないかって……

LM仮面:
インターネット越しの、会話ですか?

破壊の大帝:
そう。実際、相手の素性とかわからない。でも、それでも共に、同じ時間を生きた仲間であれば、
リアルの知り合いに言えないことだって、吐露することだってあるわけよ。

LM仮面:
……そうですね。ロドモンの掲示板なんかでも、そういうことありましたね……

破壊の大帝:
ロドモンの昔話しだすと話がそれるから言わないけど、
今同じようにモニタの前に居て、キーボード叩いている、そんな連中が身近に感じた、
そういう連中が居たからこそ、リアルでも頑張れた。
朝から夕方の、所謂「現実」。辛いことの方が多い「現実」。
ただ、そこで頑張らなければ、ネットの中の世界を維持することは出来ない。

LM仮面:
おアシが無くなりますからね。

破壊の大帝:
……でもさ、一般的には「現実」で完結出来ていると思われているわけよ。
「家族」「友人」「職場」「学校」「地域」……なんかね。

LM仮面:
ですね。

破壊の大帝:
ただね、「逃げる」って言い方だと語弊があるかもしれないけれど、
現実は、べったり張り付いている。張り付いてくる。
なかなか、思うようにはしてくれない。「素の自分」を認めてくれない。
ってか、ワシ、光のでぃさん 第Ⅳ話 『光のお父さんは1日1時間の戦士になった。』を振り返る。で、マイディーさん言ってるのに、
お父さんのキャラについてスルーしたじゃん。

LM仮面:
4話の感想ですね。

破壊の大帝:
「外のお父さん」は確かに明るくひょうきん、かもしれない。でもそれが「本当の博太郎」の姿かはわからないわけよ。

LM仮面:
ああ……

破壊の大帝:
まぁ、どの自分が、「本当の自分」かは多分、永遠にわからない…… かもしれない。
でも、長いこと培ってきた「仕事だけで生きてきた博太郎」も、「家庭でたまに妻と喧嘩する博太郎」も、
そしてFF14の中で「初心者ながらに前向きに頑張るインディー」も、全て「博太郎」なのですよ。

LM仮面:
だからこそ、自分で気づくわけですね。「戦わなきゃ」と。

破壊の大帝:
仕事をしながら、「部下に見せてきた姿」なんじゃないかな…… そう振る舞ってきたんだよ。
それを、マイディーさん達と交流しながら、思い出した。
でも、これが伝わるのは、今まで伏せに伏せ、そして事実を知っても「マイディーさん」としては伏せていた
光生が、これまで頑張ってきたからだよ。千葉雄大と、南條愛乃、そしてマイディーさんの演技の賜物だよ……

LM仮面:
この辺、原作と逆にしたのが凄いですよね。

破壊の大帝:
光生が、「ゲームなんてしてる場合じゃなかったんだ」と、エオルゼアでのやり取りを否定し始める、その苦しさ切なさ……
からの、博太郎、いやインディーの思い出がよぎる。

LM仮面:
キーを打つ音、光生のすすり泣く声、そしてお父さん側も……

破壊の大帝:
やがて、そして「気づく」。
お見事です。この流れ、本当に思いのある人達が集まった時に、初めて生まれえる、名シーンかと思います。

LM仮面:
6話かけて、このポイントに集約したのですね……

破壊の大帝:
ラインとかSNSじゃなく、「オンライン」を経験している人には想起を、
そうでない人にも共感を呼ぶ、凄い作品ですよ……
これ以上、何を語れというのか……
とりあえず、いつもの表だすけどさ。野暮だよね。でも出すけど。

ドラマ版タイトル 過去(理想/思い出) 現在の課題 エオルゼアパート リアルの状況 FF XIV的テーマ ゲストモンスター 隠れテーマ 構成
第1話
「光のお父さんがやってきた。」
子供の頃の、ゲーム好きの
親子関係に戻りたい
父の考えてことが
さっぱり分からない
「光のお父さん計画」開始 会話ができるようになった FF XIVを始めよう! トレント・ザップリング 適正レベルを越えた
相手と闘うと死ぬよ!
前半
第2話
「光のお父さんが姿を消した。」
話しかけるのが
苦手な子供だった
女子社員が会社やめる
理由がわからないよ
お父さんもFF14
辞めるって!?
初心者は思いもよらない事で
躓くことが分かったよ。
フレンドになろう! エモートが出来れば
なんとかなる!
第3話
「光のお父さんにゲームオーバーはなかった。」
嫌なことがあったら
逃げてたよ
取引先が厳しくて
逃げ出したい
お父さん
全然諦めへんやん
予習と復習
諦めない心
蛮神戦、楽しいよ! イフリート リアルとキャラ変わって
もいいじゃん!
第4話
「光のお父さんは1日1時間の戦士になった。」
父母の仲の良さが
イマイチわからないよ
仲良しな人が
急に喧嘩する!?
お母さんと喧嘩して
IN出来るの1日1時間!?
よく分からんまま
問題解消?
仲間と一緒にいるの
楽しいよ!
タイタン 温泉回だよ! 中休み
第5話
「光のお父さんは意外な言葉を口にした。」
お父さんの告白は
いつも突然だよ!
お父さんが会社を
やめた理由まだ不明
距離は縮まったけど
はぐらかされるよ
お父さん……
病気?
役割を明確にして
協力しよう!
ガルーダ 釣りは良いよ! 後半
第6話
「光のお父さんはすべてを打ち明けた。」
前回、病気って
言ったよね?
いや、病気言うても
冗談かもしれんし
インディーさん、
戦いを通じて病気と戦う決意
お父さん……
負けるな
ゲームでも思い出は
作れる!
アルテマウェポン ノーパソでも出来るよ!
第7話
「」

LM仮面:
いや、ちょっと、最後!

破壊の大帝:
笑いは入れなきゃ(真顔
ってか、本当に込めた想いを、マイディーさんご自身、振り返るシリーズでおっしゃると思うからさ。
それに、この状況までハードル上げるのが、冷静に考えると怖いわ。

LM仮面:
……名乗りですか?

破壊の大帝:
さて、あまりの事の大きさに忘れがちですが、当初の目的、光生は、自分がマイディーであることを
ここまで持ってきてしまった状態でお父さんに言うことが出来るのであろうか?
ここ、大事よ?

LM仮面:
……本当に先が読めなくなりましたね……

破壊の大帝:
……ホント、あと一回で終わるんだろうけど…… 気になる……

LM仮面:
で、大帝さん、次は恐らくツインタニアですが。

破壊の大帝:
……ちょうど先程、アルテマウェポン倒したところなので、勘弁してください(涙


破壊の大帝ぐれねーどへ