時は元禄十四年…ってこの出だしも古いなぁ…。 西暦2010年、コンボイが死んだ年だな、ぜんぜん関係ないけど。
いわゆる“超能力”を持つ者、サイキッカーの存在が 一部お偉いさん達の知る所となり、その研究が盛んに行われるようになっていました。当然裏でだけどね。 能力を持つ者は人知れず表の世界から消え、秘密の研究所でモルモット扱いにされていた。 そりゃあもう酷いもんだって奴は言ってたさ…(遠い目)。
ま、世の中も悪い方向悪い方向に進んでたし、原因不明の事故とか合ったし、 普通の一般ピーポー達も何かしらの世の中の動きを感じてたその折、 これじゃいかんと一人の男が立ちあがった、名をキース=エヴァンス、 ある研究所から脱走した唯一の生き残りである。 彼はサイキッカーの理想郷を造るため秘密結社“NOA”を打ち立てる。 そしてテレパシー放送にて世界中のサイキッカーに呼びかけた。 同士となれ、そして理想のために闘うのだ、と。
若いながらも彼のカリスマ、美貌だか雰囲気だかは知らないが かなりのサイキッカー達がNOAに賛同し強力に応じる。 そんな中、NOAの存在を知った中にキースの友人バーン、バーン=グリフィスも居た。 バーンは三年前から行方知れずになってたキースを探していたのだが、まさか 国に捕まって実験台になってたとは夢にも思ってなかった。
再会を喜ぶバーンとキース、しかしキースの理想とは既存人類の殲滅… 選ばれた方舟に乗る事の出来る者達が生き残れば良いと言うもの。 熱血漢のバーンは反対する。しかしキースは聞き入れない。 怪しい連中が取り囲むのでバーンは姉を探してNOAに辿りついたウェンディ=ライアン、 強力すぎた力で両親はおろか街一つ吹っ飛ばしてしまい自閉症気味になったエミリオ=ミハエロフを連れて NOAを脱出する。
NOA側のサイキッカーとして 兵器として産まれながらキースを慕う人造人間、ソニア、 もう一つの人格のため殺人鬼と化す二重人格者ブラド=キルスティン、 キースの人望を盾にNOAを操ろうとする謎のホンコン人、リチャード=ウォン。 彼らはあるいはキースのため、自分のために闘う。 敵はノアだけではない、超能力者を封じるために遣わされた呪術者、六道玄真、 キースに妻と娘を殺され復讐のサイボーグと化したゲイツ=オルトマン。 それぞれの思いを胸に、戦いは始まる…。