ガデスストーリー頂物版
〜仕事だからだ〜
サイキッカー、ガデス。職業『傭兵』
その仕事ぶりは冷酷無比、彼は仕事のためにノアさえ裏切った。
その割り切りぶり、葛藤ぶり、見事です、謎さん〜(;;)。
只の快楽殺人鬼ではなく、修羅を行く仕事人の哀愁が漂っています。
心して、読め! あ、感想は掲示板にお願いします(^^)。ご本人喜びますので。
(ワシも、ワシも)
Episode 1:玄信
玄信「そなた達の力は・・・やがて自らをも不幸にする邪気を孕んでおりまする。
直ちに捨て去りなされ」
ガデス「・・・さもなくば殺す、か。
生憎俺はこの力に幾度となく救われて来た身でな。
・・・できることなら見逃したかったが・・・これも任務だ。
悪く思うな」
ガデス「銃が人を殺すのではない。人が人を殺すのだ。
・・・つまりは、そういうことだ」
Episode 2:ウェンディー
ガデス「・・・君は?」
ウェン「お願い、バーンとエミリオを探してるの、
そこをどいて!!」
ガデス「と言うことは・・・君がウェンディー・ライアンか。」
ウェン「!どうしてそれを!?」
ガデス「君に対してはもうクライアントから抹殺命令を受けている。
・・・見逃すわけにはいかなくなった・・・。行くぞ!!」
ガデス「エミリオか・・・奴も哀れな男だ」
Episode 3:パティ
ガデス「パトリシア・マイヤースか?」
パティ「軍のサイキッカーが私に何の用?」
ガデス「・・・無駄な抵抗は止めて大人しくすることだ。
そうすれば君に手出しをしないことを約束する」
パティ「信じられるものですか!」
ガデス「軍の・・・奴のオモチャにされるよりかはマシだったのかもな。
しかし・・・なんて時代だ」
Episode 4:マイト
マイト「・・・パティを殺ったのは貴様だな!?」
ガデス「パティ・・・ああ、あの娘のことか。・・・
知人だったのか?」
マイト「貴様だけは赦さない!!」
ガデス「・・・・」
Episode 5:ゲイツ
ゲイツ「目標補足。・・・軍サイキッカー、ガデス・・・」
ガデス「対サイキッカー部隊の残党か。確か、ゲイツ・・・」
ゲイツ「理解不能。戦闘モードに突入」
ガデス「・・・せめて人として死ね。俺に出来ることはそれだけだ」
Episode 6:レジーナ
レジーナ「ガデス!・・・裏切り者がどうなるか・・・
わかってんだろうね!」
ガデス「レジーナか・・・。生憎今は貴様らにかまっている暇はない。
・・・ここを立ち去れ」
レジーナ「・・・ムリな相談だね!」
ガデス「どのみち・・・貴様達の理想社会にも俺の居場所はない。
俺がいていいのは・・・現世地獄の中だけだ」」
Episode 7:キース
キース「ガデスか、今更何の用だ?
まさか昔話をしに来たわけでもあるまい」
ガデス「・・・あんたのことは嫌いではなかったのだがな。
ただ貴様は理想に走りすぎている。
傭兵あがりの俺としてはついていけなくなったというだけさ。
・・・行くぞ!」
ガデス「とりあえず・・・俺の今回の仕事はこれで終わりか」
Final Episode:カルロ
カルロ「ガデス・・・貴様、何ということを!!」
ガデス「カルロ・ベルフロンドか・・・」
カルロ「同胞を裏切り、妹を殺し・・・その上キース様まで手にかけるとは・・・」
ガデス「・・・何も分かっていないな、貴様は」
カルロ「何だと!?」
ガデス「・・・まあいい。キースとレジーナの敵が討ちたいというのなら来るがいい。
・・・だが・・・俺はそれ以外お前に対し負い目を背負ったつもりはない。
それだけはあらかじめ言っておく」
カルロ「ど・・・どういう意味だ!」
ガデス「知りたければ・・・せいぜい俺を倒してみろ。
だが・・・俺は自分の命をはいそうですか、と、
くれてやるほどお人好しではないが・・・な!」
ENDING
ガデス「・・・任務完了。直ちにそっちに帰還する」
(ガデス、リチャードタワーをバックに袋を肩に担いで歩いている)
ガデス「あまりいい気分ではないな。・・・ま、毎度のことだが・・・」
(場面切り替え)
ガデス「早速、次のクライアントからの依頼が来たか・・・」
(場面切り替え)
ガデス「・・・皮肉なものだな!
・・・政府中枢からというからどんな仕事かと思えば・・・」
ガデス「・・・まったくくだらない時代だ・・・どいつもこいつも・・・。
そして、・・・この俺も、な・・・」