『破壊の大帝』大地の檻を突き破り
霧の湿原駆け抜けて
天使の炎潜り抜け
深き海に溺れてる鉄(くろがね)の夢 月の影
捨てたはずの悲しみよ
凍て付いた 過去の祈り
流れ落ちる泪異界の軍を追い返し
幻惑の丘目を凝らし
機械の城一休み
魔導師の秘儀を知る輩(ともがら)の名を叫ぶ
古き呪唄(うた)黒き剣
二度と帰らぬ 淡き夜
零れ落ちる涙死人の街焼き尽くし
氷壁に身を寄せて
世界の柱よじ登り
鳥の会議邪魔してる白銀(しろがね)の古い傷
瑠璃色の勇気
黄金(きん)色の血潮 猛る
破壊の大帝彷徨(さまよ)う騎士に喧嘩売り
森の巨人を追いかけて
雪だるま甘く見て
妖しの森で迷う三枚目気取りつつ
人に明かせぬ その想い
記憶忘れた朋を連れ
揺れて動く心海神(わだつみ)の波 てこずって
大蛇(おろち)の怒り 一喝し
名も無き闇 何ものぞ
破壊の大帝幾多の敵討ち果たし
それでも君は行くか
せめて今宵酔わん
破壊の大帝破壊の大帝