そんな時代もあったねと
〜補足:エロゲとギャルゲ〜
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破壊の大帝:
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激動……いや、そんな甘い言葉では言い尽くせないボリューム感たっぷりだった2012年も、残るところあと僅か。
慌ただしい年の瀬を如何お過ごしでしょうか? 破壊の大帝です。
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LM仮面:
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いやいやいや、あいだ開きすぎです。前回のフリで「ああ、しばらく更新しないんだろうな」とは薄々思ってましたが。
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破壊の大帝:
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建てたフラグをへし折るつもりだったんだけど。ついうっかりパソコン壊しちゃってさ。
Socket775のCPU換装しようとしたらピン折った(笑 昔のマシンのツモリで触ったのがいかんかったね。
ちゃんと調べるべきだったよ。うん。
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LM仮面:
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いや、いや、いや。
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破壊の大帝:
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ハードディスクは生きてたから良かったけど、どうもバックアップ失敗したくさくてさ。
ってか、FTPソフト入れてないの、さっき気づいたところだし。
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LM仮面:
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ちなみに今、大晦日の昼過ぎです(ボソッ
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破壊の大帝:
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年賀状、まだ書いてないぜ!
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LM仮面:
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書きなさい! 現実逃避ですか!? これ! あなたの!
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破壊の大帝:
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ちなみに、大掃除も途中。
マザボは壊れたけどDDR2のメモリとかCPUとか欲しい方差し上げます。筐体が邪魔で死ねる。
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LM仮面:
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(……こういう人なんだよなぁ……)
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破壊の大帝:
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前置き長くなっちゃったけど、前回、エロゲとギャルゲの話したじゃん。
当時、エロゲが全年齢対象になる動きが始まったところでさ。
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LM仮面:
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あー、言われてみると。
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破壊の大帝:
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『To Heart』とか『Kanon』とかね(並べて書くとお叱りを受けるかもしれないけど)。
そういうこともあって、エロゲユーザーとギャルゲーユーザーは当時はかなり被ってたんだ。
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LM仮面:
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元々、そうじゃなかったでしたっけ?
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破壊の大帝:
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んー、若干違うんだよな。というか、「ギャルゲー」という概念自体『プリンセスメーカー』や『ときめきメモリアル』以降のものだし。
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LM仮面:
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??
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破壊の大帝:
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ゲームの中にヒロインがいて、ゲームのストーリーの中で引っ付いたり離れたりってのは有ったのだけど、
パラメータ上げてヒロインを攻略する(=セックスする)のはエロゲだったのですよ。
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LM仮面:
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悪く言えばモノ扱いってことでしょうか?
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破壊の大帝:
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エロだからそれでも良いし、その需要がなくなったわけじゃないけどね。
で、「育成」という方向で「女の子そのもの」を対象にしたのがプリメ。
これの上手いところは単なる押し付けじゃなくて手塩に掛ける感を表現してたのね。
当時は「なんでこれでエロがないんだ!」と騒がれたし騒いだ覚えがある(笑
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LM仮面:
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あれ? ユーザー被ってるじゃないですか?
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破壊の大帝:
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被ってる人もいたけど、被ってなかった新規ユーザーの獲得に成功したのですよ。
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LM仮面:
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あああー。
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破壊の大帝:
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で、ときメモの方はもう、業界を震撼させたね。
一般に「ギャルゲー」と呼ばれてるけど、私は「ラブコメ体験ゲーム」だと思ってる。
実はやってないけど。
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LM仮面:
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んー、どう違ってくるのでしょうか?
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破壊の大帝:
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感情移入度。 要はRPGのキャラに愛着が出るようなもんだね。
自分が直接操作してるわけじゃないけど、自分の操作が直接、相手に影響してるから。
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LM仮面:
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なるほど、拠点ごとに存在する村人Aじゃなくて同行者という感じですか。
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破壊の大帝:
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そうそ。で、エロゲ側もそれまでの性的アピールに特化したキャラ作りから、
もっと深く、どうして体を求め、心を求めるかという内面まで踏み込む作りが流行りだした。
エロゲとギャルゲの相互作用だね。
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LM仮面:
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なるほど。それで全年齢版が出るようになり、未成年者にもストーリー的に深い「ギャルゲー」が
浸透するようになり、エロゲとギャルゲのユーザー層がニアリーイコールになって来た、と……
あれ? では今は被ってないのでしょうか?
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破壊の大帝:
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うん、未成年層にギャルゲーが流行った、わけじゃん。
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LM仮面:
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まぁ、ええ。
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破壊の大帝:
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だったらこう思うわけですよ。「なら、エロいらなくね?」
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LM仮面:
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ああ……
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破壊の大帝:
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そうすると、単純に購買層を増やせるよね。で、更にこの頃、インターネットが普及し始めたわけで……
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LM仮面:
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あああああ! エロスは他所で補給できる!
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破壊の大帝:
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いぐざくとりー。 そう、一部の、即売会というリアルな場所でしか公開されていなかった二次創作が、
誰でもお手軽にできるようになりーの、即売会という存在を知らなかった層にもコミケという存在がしられるようになりーのですよ。
いや、まじめに検証したわけじゃないけど、振り返るとそんな感じじゃないかな。
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LM仮面:
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なるほど……
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破壊の大帝:
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更に、エロゲじゃ出来ない、というか不可能な危険な爆弾が投下されたし……
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LM仮面:
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? エロゲで出来ないとかあるのですか?
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破壊の大帝:
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『シスタープリンセス』
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LM仮面:
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うわぁ……
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破壊の大帝:
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どうやら2004年から近親相姦も通しになったけど、当時はちょうど規制のまっただ中で、「高校」が使えず「学園」とかボカすぐらいの時代なのよね。
近親相姦は基本的にアウト。
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LM仮面:
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現実ではどうやってもアウトですが。
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破壊の大帝:
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まぁ、シスプリは他にも色々狂ってる(褒め言葉)だけど、擬似ハーレムキャッキャウフフな世界って、
チラリズムとか思わせぶりとかの微妙なラインはバッチコーイな所あるけどさ。
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LM仮面:
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セックス、が入ると却って生々しくなってしまうのですね。
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破壊の大帝:
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ラブコメ的なイチャイチャエッチもアリと言えば有りだけど、それはそれで、エロを求める人的にはちょっと違うのよね。
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LM仮面:
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難しいところですね。
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破壊の大帝:
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なので、当時の荒波を乗り越えた『魔法少女リリカルなのは』がコミケ開始前から完売ってネタになるのは
それだけの歴史をくぐり抜けた証左であり、ちゃんと研究すると面白い結果が出ると思ってるのだけどねぇ。
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LM仮面:
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成功したサンプルとしても面白いかもしれませんね。
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破壊の大帝:
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まぁ、そんな感じでヲタ的に非常に時代の分岐点だったってことを認識していたければと……
かなり適当喋ってるので嘘言ってる可能性大ですが。
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LM仮面:
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ダメじゃないですか。
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破壊の大帝:
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ってか、ちまちま書いてもう夕方なのだけど、年賀状終わってない。
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LM仮面:
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ダメじゃないですか!
破壊の大帝ぐれねーどへ