ロドモンヒストリー(私家版)
製作:オルケスタ=オストラコン=サマリエル=マトロクロス
超かなり太古の昔:虚空
太古のときには なにものもなかった 砂なく、海なく しおからい波もなかった 下に大地なく 上に天なく ギンヌンガガップには 草一本はえていなっかった.......... らしい。
注:当然の事ながら、外来系はこの論を否定している。
かなり太古の昔:神々の誕生
天には天の神々が、地には地の神々が生じた。 神々は自らのしもべを創り出した。彼らは増え、やがて地を満たした。
注:人造系はこの説を否定している。生物は自然発生し、その思念が凝り固まったのが 神であるとしている。自然系は神については不問に付している。
同じくらいかなり太古の昔:外来の物
空より外界の物現われ原住の神々と小競り合いを起す。 さらに異界の精神体に寄生された生物(オールドワン)が 元ショゴス(アウドムラと思われる)より歪んだ生き物を創り出した。
注:外来系はこの部分に異論がある事だろう。どちらの神が 真の支配者であるかはここでは問わない。
かなり昔:人間たちの台頭
歪んだ生き物と既存の生物の交合により人間が生じた。 彼らは良き者でも悪しき者でもなかった。現住の神々は 彼らを見守って行く事に決めた。
注:自然系と自然系の主なものはこの説に反対している。
自然系の場合人間も同じく自然より生じたとしている。
神族系は人間は神が直接創造したとしている。
太古の昔:勇者の証
人間と異界の者との間に大戦争が勃発する。 この時神々は直接この世界に干渉する力を失ったらしい。
人間は彼らを退け、その時に最も活躍した英雄 ロード・オブ・ザ・ロード、リダが勇者の証を授かった。
昔:人間たちの隆盛
人間は更に増え、魔術と技術に長けた。 一部の者は神の恩恵を忘れ闇の力を欲し、欲望と殺戮に狂う事になる。 現在の“古代都市遺跡ウル”等で禁断の秘術、失われた秘法が制作された。
この頃にオーブによる召喚やゲート移動法等が確立した。
注:外来の知識がかなり輸入されたらしい。
ロドモン2より370年前:グラーネ山脈侵攻事件と大破壊
伝説を忘れグラーネ山脈に領地拡大を目論んだかつてのソル・コ・エル帝国は、 グラーネに棲む竜達の眠りを覚ましてしまった。 グラーネ山脈の深き渓谷のドラゴンフォースと青山龍神窟の麟孥鵐聾鵡である。
眠りを邪魔された竜達は7日7晩の間、世界中の都市を破壊してまわった。 全ての文明は停滞し、その幾つかは現在のダンジョンと化した。 後の者はこの事件を“大破壊”と呼ぶ。
大破壊の後
タウィル条約が締結されゲートや都市破壊について取り決めがなされる。 しかし、生き残った者達の野心は膨れ上がる一方であった。
ロドモン2より133年前:シールドスペース
大魔導師グランドルフの手によりシールドスペースの魔法が開発されたことによって、 モンスター同士の戦闘において戦場に結界をはることができるようになった、らしい。
ただし、シールドスペースを扱える魔導師は少なく、また、遠距離では効果が薄れてしまう。 その為、各国は主に防衛のためにシールドスペースを用いているのが実情だった。
多分ロドモン1の頃
シールドスペースを利用した召喚による闘技場が設置される。 この頃はまだ召喚出来るモンスターの数は少なかった。 各国はオーブや魔力フィールド、シールドスペースのタイプ等の研究に勤しんだ。
ロドモン2の頃
ゲートで仕切られた国家が乱立、国防を削り国王を撃破する事によって 領地を増やす戦いが繰り広げられる。魔力フィールドを変更する事で 召喚出来るモンスターを調節し、シールドスペースのタイプで モンスターの特性を引き出したり封じたりする事が出来た。
現在でも捻じれた空間を飛びこせばこの時代に移る事が出来るらしい。
ロドモン2たけなわの頃
ヴァルキリーが突如弱体化し、クラーケンが強化する。 さらにシールドスペースの特性に変化が起きる。 世界の終りを感じる物が増えていた。
人造の者の誕生
古来より伝えられていたゴーレム制作技術やA.O.G.S.(Anti-Outer-Gods System)等 ダンジョンに隠された秘密を解き明かす事によって人の手によって 異形の生き物たちが産み出されていった。しかし、この裏で多くの 人体実験が行われていた事を知る者は少ない。
魔法工学の発展
人造の者が増えるに従って魔力を応用した装置やアイテムが 盛んに製造されるようになった。新しいオーブが開発され、 召喚出来るモンスターも増えていった。 携帯型のシールドスペース発生装置も開発され戦闘が行われる 区域も増えていった。
特に有名だった研究都市は、現在の“クリスタルパレス”である。
オーブと信仰
新しいオーブが開発される中、 モンスターの属性を決定する魔力フィールドに寄らない オーブが制作されるようになった。 モンスターの属性が違い過ぎるのでオーブの製作に 差異が生じるのである。この頃は各オーブで一種類の属性しか 召喚する事が出来なかったので使用するオーブに対して “信仰”という言葉が使われるようになった (“信者”という言葉が余り使われないのはこの為である)。
加えて、オーブの製作をその属性にゆかりのある“聖地”で行う事になり それぞれの地が中立地帯となる事がタウィル条約に追加された。
崩壊の日
その日は突然やってきた。各国を結んでいたゲート、国の魔力フィールド、 シールドスペース発生装置、その他魔法科学によって成り立っていた 殆どのアイテムが崩壊したのである。 各種研究機関はその煽りを受けて殆どが崩壊し、残った物も 現在はダンジョンと化している。
どういう訳か(ここら辺に崩壊の理由がありそうであるが) 聖地のゲートのみは無事であった。
現在:ロードオブモンスター3
国が崩壊した後も 携帯型スペースフィールドの普及と聖地の 召喚士達は無頼の徒となり各地を放浪する。 すでに勇者の証も存在しない無頼の日々…。 浮ばれない生き物たちの思念が澱みこの世界が姿を変えつつある中、 召喚士達は戦いを続けている…。
破壊の大帝ぐれねーどへ