雑記:『暁月のフィナーレ』完走(ネタバレあり)

破壊の大帝:
まさかのヱクセリヲンからの「おかえりなさい」エンドだった……(笑

LM仮面:
『新生エオルゼア』から連なるハイデリン・ゾディアーク編を締めくくる『暁月フィナーレ』。
大帝さんは12月12日完走ですね。

破壊の大帝:
流石にマイディーさんの命日に合わせるのは私的には違うかなと思ってたので自分のペースで進めていたけれど、
期せずチェき14歳さんの命日になってしまった。これもなにかの縁かもな。

LM仮面:
さて、今回は流石にネタバレ無しでは語れないということで、最初からネタバレ有りの方向ですが……

破壊の大帝:
語りたいことが多くてさ。ストーリーにも触れていくぞ。
先ずさ。情報の出し方が上手かったわ。

LM仮面:
と、言いますと?

破壊の大帝:
『暁月のフィナーレ』の発売前の情報、だいたい前半の話だった……
ゾットの塔、メーガス3姉妹、アニマ、月……この辺前編なのよね……

LM仮面:
ゾディアークすらLv83討滅戦でしたもんね。

破壊の大帝:
ここまですら、公開されていなかった、練りに練り込まれた怒涛のシナリオだもんな……

LM仮面:
特筆すべきは?

破壊の大帝:
まず、サベネア島の設定かな。「竜の治める国」って、これ以上無いほどファンタジーじゃん。

LM仮面:
そうですね。

破壊の大帝:
そしてファダニエルがクリスタルタワーに出てくる、アラグの天才魔科学者アモン、ということが明かされる。
そこをつなげるんだ!? って驚いたし、今までフワッとしてた彼の行動原理が垣間見れるわけさ。

LM仮面:
実は散々、人に、そして命に絶望していた事が明かされますね。

破壊の大帝:
続いてのガレマール帝国。ここはホント、ガンダムで、「悲しいけれど戦争なのよね」ということを痛感することになる。

LM仮面:
自滅的に「敗戦国」になってしまった市民と将と兵士たちが、今まで軽んじてきた「蛮族」と対峙することになると……

破壊の大帝:
重く難しい問題を丁重に描いているんだ。で、ここからの展開が白眉で、月の秘密が明かされ、
当初はゼノスが融合すると思われていたゾディアークをファダニエルが奪って復活。
さらに、彼がゾディアークごと自滅することでかの神が遠ざけ、防いでいた「終末」が再開してしまう。

LM仮面:
まさかの展開でしたよね。

破壊の大帝:
「終末」は絶望などの負の感情が高まったときに、魂ごと「終末の獣」と化してしまう。ソレは連鎖反応を起こすのだけど、
この辺の描写も嫌というほど細かく描かれているんだ。

LM仮面:
この辺が、単に「絶望」と一言で言っては伝わらない、いや想像できないものを敢えて明確にしているのでしょうね。

破壊の大帝:
そう、これは「絶望に抗う物語」。その絶望は嫌でも突きつけられるんだ。
話を続けるけど、「終末」がわからない以上、ハイデリンから託された「エルピス」という言葉を手がかりに、
第一世界のクリスタルタワーに封じられたエリディブスの力を借りて、FF名物過去世界へと旅立つ……って、ここからようやく本番というね……

LM仮面:
ここで、ファダニエルの座を次ぐ前の彼、ヘルメスが、その時代を倦み、命の答えを他の星に求めていたことが発覚するのですよね。

破壊の大帝:
というか、最初から「嫌な予感がするのう」とか思ってたら、その通りになった(汗

LM仮面:
他の星の知的生命体は、結局生きる事に疲れ、飽き、挫かれて「終わり」しかなかった。
その情報を集めいてたメーティオン達は同じく絶望し、「終焉を謳うもの」と化す。

破壊の大帝:
この時、実は、在りし日のエメトセルクとヒュトロダエウス、ハイデリンの前身であるヴェーネスと同行していたのだけど、
ヘルメスの装置によりヴェーネスと自分以外はその時の記憶を失ってしまう。
ヴェーネスは、全てを知りながら、いよいよという時までそれを黙し、孤独な戦いを続けていた事が明らかになる……

LM仮面:
壮大な物語ですね……

破壊の大帝:
そして、シャーレアンの地下施設でハイデリンとの会合を果たし(そして倒し・汗)、いよいよ宇宙のメーティオン達の巣へと突入するのだけど……

LM仮面:
魔導船ラグナロクの発進シーンで、1.0のトレーラーが使われているのですね。

破壊の大帝:
蛮神たちがドッカンドッカンするところね。まさかここを使うとは(汗

LM仮面:
更に、ここからFF名物、「先に進むために仲間たちが犠牲となっていく」……

破壊の大帝:
畳み掛けてくるよね……
それに耐え続けて、一人になり、更に進めなくなって……からの、エメトセルクとヒュトロダイウス!

LM仮面:
今回のナレーションがエメトセルクだったのが、ここで生きてくるのですね。

破壊の大帝:
過去編で出てきたので、何処かで助けてくれると思っていたらね。
ここで仲間が復活するのだけど、メーティオンたちが集めた星々の絶望前に、暁の仲間を逃して一人対峙した所で……

LM仮面:
神竜と化したゼノスが乱入というのは、流石に予想ができませんでしたね。

破壊の大帝:
なんとか「終末」を撃破し、正気に戻ったメーティオンは最後の力で命を巡らせるように力の流れを変える。
そして、ゼノスを殴り合い・宇宙してエンディングと言うね……

LM仮面:
最後、ホントに殴り合いになるとは……

破壊の大帝:
「終末」を退けたことで、「暁の血盟」は表向きには解散。
また何かあれば集まることを約束しそれぞれ旅立つという印象的な終わり方……いや、始まりなんだよね……

LM仮面:
何より、ここで終わりじゃないんですよね……

破壊の大帝:
MMORPGだからね……
最大の、最高の力で作られた物語ということをヒシヒシと感じさせるけど、
まだ、ようやく「一段落」しただけで、冒険はまだまだ続いていくわけよ……

LM仮面:
素晴らしいものにブレッシュアップされ続けながら、ですよね……

破壊の大帝:
細かいところを上げるときりがないほど、ジョブクエとかのキャラが幾らでも顔を出すのね。
あと、ロールクエはソーサラーでやったのだけど、舞台が蒼天でさ、メインシナリオでエマネランが愚痴っていた兄貴が
こっちではメインで戦っていると言うね。

LM仮面:
作り込まれていますね……

破壊の大帝:
これでようやく蒼天が終わった……

LM仮面:
何度終われば良いんですか……(苦笑

破壊の大帝:
というか、MMORPGの作り方的に、基本的に「伏線は後付」なはずなのよね……

LM仮面:
ああ、それはたまに、PLLなどで言われてますね……

破壊の大帝:
いや、今までがあるから、今までの積み重ねがあるからこそ、
この物語に繋がったのだろうな……

LM仮面:
一度、ポシャったFF14を引き継ぎ、ここまでに至った。
これこそ「絶望に抗う物語」ですね……

破壊の大帝:
マイディーさん以外にも、多くの別れが有っただろうし、
祖堅さんみたいに、多くの危機もあっただろうし。
それを乗り越えて辿り着いた。FF14自体が奇跡なんだよね。

LM仮面:
素晴らしいことはわかりましたが、
なにかご不満はありませんでした?

破壊の大帝:
インスタンスバトルで仲間が戦った後にカーバンクルが還ってることぐらいか……
召喚士だから、勝手に居なくなられると困るのよね……

LM仮面:
Lv90台、技も派手になりましたが……

破壊の大帝:
特にタイタンがねぇ…… AoE見えなくなるから手が入るんじゃないかな……
あ、あと、スニーキング。確かに今までにない遊びではあるけど、
難易度替えられないから詰む人いないかちょっと不安になった。

LM仮面:
大帝さんも苦手ですよね。

破壊の大帝:
一発でやり直しだからね……

LM仮面:
ではそろそろ、シメに移りたいのですが、なにか心することはあります?

破壊の大帝:
「絶望に抗う物語」なので「今まで以上に心をへし折ってくる」ところかな……
最後には勝利が待っているのだけど、やっぱり、ゲーム体験としてはギリギリまで攻めてくるから……

LM仮面:
休み休みですね。

破壊の大帝:
うん、こんな重い話、一度に摂取したら心が持たない(笑
実は最初が結構軽めだったからね。ギャップを考えてかなり身構えていた。

LM仮面:
緩和するためのギャグパートも、多かったですよね。

破壊の大帝:
この辺の緩急は大事。どっちかと言うと映画の手法なんだよね。
アクションシーンは疲れるから、ほどほどにギャグを入れる感じ。
さて、では改めてENDWALKERのトレーラーでお別れしますか。

LM仮面:
そう言えばエンディングも長かったですね。

破壊の大帝:
新生~暁月までの全締めだったね。そうだ、『月下彼岸花』が流れたときはちょっと感動した。
ヨツユ、でてこなかったもんな。


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