雑記:「ドラゴンクエスト ユアストーリー」見てきた(ネタバレあり)

破壊の大帝:
ドラゴンクエスト ユアストーリー見てきたー。

LM仮面:
8月2日公開で……今日は4日ですが。

破壊の大帝:
喉の調子悪かったから様子見してた。さすがに劇場で咳き込むわけには行かない。

LM仮面:
おや、意外と良心的なのですね。
所はばからずゲホゲホ言ってくるかと思ってました。

破壊の大帝:
単なる営業妨害だよ、それ(´・ω・`)
ただ、早めに見ておく必要があるとは思ってたんでね。

LM仮面:
それは……ネタバレを踏みそうだからでしょうか?

破壊の大帝:
んー、それもあるけどね。
なにせ、私のタイムラインでも話題になってるぐらいだし。

LM仮面:
大帝さんのTwitter。ゲーム用じゃないですよね?

破壊の大帝:
どっちかと言うと、怪談妖怪界隈がメインなんだけどな……

LM仮面:
最近書けてないですけどね。

破壊の大帝:
全くだ!
さて、いい感じにログも流れたことだし(ログ?
内容に入っていきますかね。

LM仮面:
それでいかがでした?

破壊の大帝:
序盤がね……やや駆け足だね。
ドラクエVを知ってないと「あれ? なんのシーンだこれ?」ってなるかな。

LM仮面:
というか、最初だけドット絵でしたね。

破壊の大帝:
……どうしてだろね?
で、まぁ、諸々のシーンは意外と良かったのよ。
ちゃんとCGしてて。

LM仮面:
動きが結構アニメチックと言うか、ぐねんぐねん動きましたね。

破壊の大帝:
カートゥーン的なね。実写だとどうしても動きが固くなるけど、ドラクエってちょっとギャグ入ってるじゃん。
だから実写的な動きよりもアニメ的な動きの方が見ててマッチしてるんだよね。

LM仮面:
それで……問題のシーンですが……

破壊の大帝:
ここははっきり言っておこうか。最後の最後、魔界の門を封じるところね。
そこから出てきたのは作中語られていたミルドラースではなく、「ウィルス」。
実はこの世界はついにVRまで進化を遂げたスペシャルなドラクエVの世界で、その現実を突きつけるために現れたんだとか。

LM仮面:
……はい……?

破壊の大帝:
で、初期に仲間になっていたスラリンが実は監視者にしてアンチウイルスでもあり、
主人公に力を託し(託した力がロトの剣になる!)その一撃でウィルスを撃破。物語はフィナーレへと進む、って感じなのよ。

LM仮面:
……そのクダリ要ります?

破壊の大帝:
映画としてみた時には……色々伏線も貼ってて「悪くはない」のよね。
ただし、これを「ドラクエ」としてみた場合は微妙。
というのは、見に来ているのは「ドラクエ」を見たい人であって「ドラクエはゲームですよー」ってわざわざ言われなくても分かってるわけよ。

LM仮面:
それはそうですよね。

破壊の大帝:
いやま、「実はゲーム(または仮想空間の世界)でした!」ってネタは枚挙に暇がなくて、
有名所では『マトリクス』だし、アニメだと『ゼーガペイン』とかさ。
漫画だと古い作品になるけど、とり・みき『しゃりばり』とか。

LM仮面:
漫画だと、80年代結構流行りましたね。

破壊の大帝:
枚挙に暇がなさすぎて挙げるのもめんどくさい(笑
なので、特段新しい表現ってこともないのよね。ない……はずなんだよなぁ……

LM仮面:
その辺が引っかかっていらっしゃると。

破壊の大帝:
実のところ、(流石にネタバレされた主人公がバラしたやつぶっ殺すエンドとは思わなかったけど)「実は仮想現実でした」みたいな話になりそうなのは
前々から感じ取ってたし、その心づもりでいたんだけどさ。どうもこの辺PRしてる気がして腑に落ちないのよね。

LM仮面:
タピオカと同じように、世代が変わったからでは?

破壊の大帝:
そうかなぁ……
あとおかしいって、現実世界での「ドラクエV」がファミコンソフトだったんだよなぁ……
スーファミのカセット、見たこと無いのかい、キミらは。ぐらい。

LM仮面:
……それ、世代的にもおかしくないですか?

破壊の大帝:
なのよね。「フルVR体験」なんてまだまだ先だから、ゲームの「カセット」を知ってる世代が残ってるか怪しいぐらい……
ただねー、この辺の「バラし」もコミのVR体験である、ってのならまだ分かるんだよな。ってか、私ならそう仕込むかもしれない。

LM仮面:
この『ドラゴンクエスト ユアストーリー』の劇中の「ゲーム」、の話ですね?

破壊の大帝:
うん。開発者だったら、って話。
ただ、『ドラゴンクエスト』ではやらないと思うんだな、この仕込みは。絶対プロデューサーから怒られる。
ゲーム外のこと持ち込むの嫌うはずだから。このシリーズ。

LM仮面:
でも……一応この映画のプロデューサー、スクエニの人が名前を連ねてますが……

破壊の大帝:
そーこーなーのーよー。
だからこそ、賛否両論の否の方が優勢なんだと思うのよね……
ドラクエVに、いやドラクエに思い入れのある人ほど反発するのは、このシリーズでは絶対やらないことをやってるからだと思うのよ。

LM仮面:
なるほど……

破壊の大帝:
作成者側の意図として「これらも含めてのゲーム体験の映画版」ならばまだ得心いくけど、
それだと「ドラゴンクエストの映画化」ではないからね。
それで宣伝しているなら不誠実と言わざる得ないなぁ……ってのが引っかかりその1。

LM仮面:
まだありますか?

破壊の大帝:
その2が……ミルドラース(ウィルス)の顔、かなり鳥山明御大の作品を意識してる感じがなぁ……

LM仮面:
それは……思いすごしでは?

破壊の大帝:
いやぁ、これ「鳥山明のデザインです」ってったら信じるよ。多分。
ただ、新規デザインだから類似性は問えない……
けど、鳥山明御大に非常に失礼だと思う。

LM仮面:
ヤラレ役ですしね。

破壊の大帝:
許可取ってるのかなぁ……なしだとほんとにまずいと思うんだな……
で、その3。無許可といえば久美沙織先生から許可取ってなかったぽくて訴えられている

LM仮面:
あらら……

破壊の大帝:
あかんねー。これは非常にあかん。

LM仮面:
いけませんか。

破壊の大帝:
リュカって名前で、さらにミドルネームも同じってのは流石にね……
平日になったら話が進むんじゃないかなーっと。

LM仮面:
……もしかしたら、次の土日は公開なくなってるかもと?

破壊の大帝:
予定的にはまだ大丈夫っぽいけど、まぁ、このご時世だからねー。
万一があるわけで……

LM仮面:
それもまた様子見ですか。

破壊の大帝:
私が見た回は結構席埋まってたからね。不人気ってわけではなさそうだけど……
うーんでも、ターゲット層が不満を持つと次があるかはわからないからねぇ……

LM仮面:
この辺が原作あり作品の映像化で難しいところですね。

破壊の大帝:
まーね。
さて……この後の流れ次第では面白い事になりそうだけど……
それまで様子見かな……

LM仮面:
何か、他にお気づきなことが?

破壊の大帝:
どこからどこまでフィクションなのか……というのは永遠の課題ですよ……


破壊の大帝ぐれねーどへ