狂ヲシヒ程貴方ニ逢ヒタヰ
~ロドモンの残せしモノ~
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破壊の大帝:
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ロドモンコンテンツ、いやng.scei.co.jpのサーバが閉鎖してはや一月になりますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。電脳世界の迷い子、破壊の大帝でございます。
で、こちらがLM仮面・・・っと。
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LM仮面:
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・・・寒いよぉ・・・暗いよぉ・・・寂しい・・・タスケテ・・・
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破壊の大帝:
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おーい。
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LM仮面:
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・・・はっ! あああああっ、まだこっちの世界じゃないですか(汗)。
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破壊の大帝:
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どこ行ってんだよ(苦笑)。いやいや、ロドモンがその役目を終えた意味を考察しようと思って。
まだこのページ見てくれているヒトが居るから、折角なんで。
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LM仮面:
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役割を終えた?
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破壊の大帝:
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うん、よくよく考えてみるとロドモンがロドモンである必要が無いことに気が付いた。
今ならなくなっても問題はない。
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LM仮面:
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? わけのわからないこと言いましたね。
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破壊の大帝:
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ロードオブモンスターの位置付けは、“日本最大のネットゲーム”だったわけだ。
平たく言えば“ヒトの集まるコンテンツ”であるわけで、“ネットゲーム”というジャンルを一般的なもの、
つまりシェアを拡大するという意味では無料開放するだけの価値はあった。
そしてそれだけの貢献はしていると思う。
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LM仮面:
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・・・それが?
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破壊の大帝:
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が、ネットビギナーを初心者程度に引き上げるだけの吸引力がなくなった場合、
そこはタダのマニアの溜まり場になる。それだと“あそばせてやっている”だけになり
コミュニティとしては澱んだものになってしまう。
ヒトの流れがなくなってしまった場合、そのコンテンツは形骸化してしまうのは自然の理であるのだ。
今ネットがこれだけ広まった以上、コンテンツとしての価値は無い。
それに他にももっと爆発的にネットに興味を持たせるコンテンツも生まれて来ているわけだから、
あえてロドモンにこだわる必要は無いわけだよ。
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LM仮面:
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それで? 正論ではありますが、判りきっていることではありませんか。
敢えて言うほどのことではありませんよ?
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破壊の大帝:
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“ゲームに吸引力がある”止まりだったのだよ、ボクの論はその程度だったのだ。
別の視点から見るべきだったのだ。一つは人間、もう一つは端末。表裏の関係にあるんだけどね。
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LM仮面:
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人間・・・については以前も述べませんでしたっけ?
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破壊の大帝:
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考えが足りなかったのだよ。どうして“ネットゲーム”なのにオフラインでも逢おうとするのか。
オンラインだけではどうして満足しないのか。見落としていたのだ。
ロドモンのオフ会頻度は多分ディアブロやウルティマオンラインなんかの比じゃないと思う。
その区別が出来てなかったのだよ。勿体無いことをした。
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LM仮面:
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そういえば、ディアブロはともかくウルティマのオフも聞いた事ありませんね。
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破壊の大帝:
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ロドモンと同系列と言ってもいいDK2(ダークキングダム2)なんかの、WEB参加系はオフ会が多いことが知られている。
が、ウルティマやディアブロなど、パッケージで売られている物はよほどコアな面子で無い限りは逢おうとはしないだろう。
その違いだ。ようやく気が付いたね。
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LM仮面:
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どう違うのです?
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破壊の大帝:
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前者は半ゲーム、後者は全ゲームと定義しようかな?
後者を先に説明するけど、これは腰を据えて、というか“このゲームで遊ぶんだ!”って
やる気満々でやるゲームでしょ?ゲームの中と外が完璧に区別出来ているわけだ。
PL(プレーヤー)とPC(キャラクター)の区別が明確で、PCがコマである率が高い。
そしてネットというのは相手と自分の端末をつなぐ手段でしかない。ただの線なのよ。
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LM仮面:
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はあ。ディアブロもウルティマも、近くの友人とか、
既に知り合っている仲間と遊んでいる傾向があるみたいですよね。
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破壊の大帝:
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それに引き換え、WEB系は普段使っているハンドルでゲームしていたりする。
PLのネット人格をPCは継承するのだな。つまり、ネットの延長線にあるのだよ。
その人のネット感みたいなのがモロに出る。
そのおまけで人間性が出る、というのは以前に論じたけどね。
ここではネットはそれこそ“Web(蜘蛛の巣)”として、居場所として存在しえるのだ。
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LM仮面:
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ネット人格、ですか。居場所というのが良くわかりませんが。
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破壊の大帝:
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それこそ、バーチャルなコミュニティスペースとして機能していたのだ、ロドモンは。
ただ、その事が新参者を排斥する理由にもなったし、また元々は戦略ゲームであるわけなので
コミュニケーション能力の欠落した人間の横行することとなった。
ただの戦略ゲームだったらボクがロドモンにこれだけ肩入れしなかっただろうね。
コミュニケーションツールとしてもゲームとしても機能できたところに意味が合ったのだ。
ただ、両立するのが明らかに難しいということが露呈したわけだ。
なら、ゲーム性を削ってコミュニケーションの面を押し出すほうがよほど経済的ということに成る。
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LM仮面:
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それは実現されていますよね。
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破壊の大帝:
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ソニーは“どこでもいっしょ”と“PostPet”の2大コンテンツを擁している。
これは老若男女を問わない非常に一般向けのコンテンツなんだな。キャラグッズ出せるぐらい。
それに比べると、ロドモンはどうしても客層を選んでしまう。
まあ、凄まじく濃い人たちが集まって、残った面白さはあるんだけど。
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LM仮面:
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コミュニケーションツールとしては劣っていたということですか?
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破壊の大帝:
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いや、PostPetはコンテンツを持っているけど、“どこいつ”はコミュニティスペースではない。
あくまでコミュニケーションツールだ。コミュニティスペースという概念ならば、よほどロドモンの方が勝っていると思うよ。
ただ巨人の2軍が準1軍なのと同じなのだ。内部の競争を考えるとコストが掛かりすぎるなら、切られても仕方ない。
他の企業なら喜んで存続させていたかもしれないけど、まあ、それ以前にロドモンみたいな
無料コンテンツを立ち上げられていたかどうか疑問だけどね。
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LM仮面:
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経済性の問題が絡むのですね。
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破壊の大帝:
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コミュニティスペースに特化した場合とゲームに特化した場合とでどちらの方が動員でき、
そしてコンテンツとして存続しつづけていけるか、というのはこれからの課題かもしれないけどね。
ただし、コミュニケーションの延長という概念を持ち出せばオンラインだけでなく
オフラインでも顔を合わせてみようと思うのが人間の常だよ。
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LM仮面:
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そういうものですか?
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破壊の大帝:
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先の区別から言うと半ゲームの場合。ネット人格というのは得てして通常の人格よりも
ややオープンになるところがあるから、余計相手のことを知りたいと思うんだな。
だからオフ会でもやろうって話になる。ただ、全ゲームの場合は余り引っ付こうとはしないわけだ。
割り切ったところがあるからね。
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LM仮面:
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コミュニケーションツールとコミュニティスペース・・・なるほど、
行き着くところは実際に逢ってみる、ということですか。
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破壊の大帝:
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最も理想的にその両者を満たすのは酒場って事になるね。酒の場だからって自分をオープンに出来るわけで。
で、端末の話になるのだけどこれも携帯というコミュニケーションツールの出現でネットの状況は大きく変わってくるのだよ。
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LM仮面:
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携帯でもネット使えますからね。
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破壊の大帝:
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つまり、それ自身が“コミュニケーションツール”であり、
ネットという“コミュニティスペース”にアクセスできる端末が現れたわけだ。
場所は何処でも良いし、第一パソコンのみのユーザーとユーザー数が違う。
もちろんそれだけ客層も広いわけでさまざまなニーズに答える。
戦略ゲームに特化しても問題は無いわけだが、今までのロドモンは携帯ユーザーには合わない。
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LM仮面:
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インフラの問題ですか?
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破壊の大帝:
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ロドモンみたいなずっとやりっぱなしのゲームだと、通話代掛かって仕方が無いのは確かだね。
でもそれだけ魅力的なコンテンツならロドモンでなくても既存キャラ使うなり
特注のチーム立てるなりして新しいゲーム造るほうが効率いいと思うよ。
今でも依存性の強いゲームを造ることは可能。儲かるのは電話会社だけど。
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LM仮面:
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では、何が問題なのですか?
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破壊の大帝:
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ソイツはボクが以前に論じた通りだよ。コミュニティスペースが確立出来るか否か。
各人の自由意志は尊重すべきだけど、世界の管理者は必要になってくる。
それを巧くセッティングできるかどうか。
自分勝手なゲーマーの身勝手さえ黙認し得るロドモンの自由性は、
ナイーブな携帯ユーザーを視野に入れた場合、致命的過ぎるのだ。
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LM仮面:
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ある程度の制約ということですか?
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破壊の大帝:
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携帯というツールを念頭に入れれば、複数登録なんかは出来ないことになるから
そこらへんは上手く折り合いがつけられるかもしれない。
でも、それだと逆にパソコンユーザー側からのアクセスが難しくなるかも。
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LM仮面:
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秀逸なコミュニケーションツール、コミュニティスペースがあっても、
円滑な人間関係が望めなければ何も成らないということですね。
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破壊の大帝:
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うん。使い勝手が良くても、使えないと意味が無い。
ただ、人間関係というのは得てして経験が必要だからね。
人に合わないと経験値は増えない。例えそれがネット上、携帯を通じたものだとしても
経験値を上げてやらないと馬鹿はバカのままって事になる。
やっぱり人は人との間で磨かれるもんだよ。
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LM仮面:
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やっぱりそれは実際に逢う、ということに繋がるのでしょうか?
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破壊の大帝:
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いかにネットが巨大なコミュニティスペースになっても、人間というのは
“逢いたい”という感情を持っているタイプが圧倒的に多いと思われるのだよ。
携帯だって逢いたいけど逢えないから金払ってまで疑似テレパシーやってる訳だ。
今そこに相手が居るならば携帯を使う必要は無い。
逆を言えばそれだけ人間は、誰かと繋がって居たいということですよ。
それが良くわかるのは、夏と冬のサバト、オタクの祭典“コミックマーケット”でしょうな。略してコミケ。
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LM仮面:
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それも多くの人が集まりますね。でも、何故でしょう?
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破壊の大帝:
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考えてみ?移動代やら場所代やら考えるとネットで通販したほうがよほど楽だよ?
第一製本代って馬鹿にならない。それでも何故アレだけの人間が集まって騒いでいるか。
それだけ人間が“集まりたい”と思っているからに他ならないと思うよ。
普段回りに仲間が居ない場合は特にね。
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LM仮面:
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でも、馴れ合いの弊害もあるのではないでしょうか?
集まればいいというわけではないでしょう?
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破壊の大帝:
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もちろん、適当に距離を置けるから相手のヤなところとか見なくてすむ、というのもあるね。
集まっただけではただの烏合の衆だし。でも、そこから自分と同じ価値観を持った仲間を、
親友を見出せるというのは素晴らしいことではないでしょうか?
そういう機会があるというのもかなり大きいと思うのです。
世の中が階層化され、知らない間に住み分けが出来てしまっている以上、
その境界を取っ払う“ハレ”の場は重要なのです。
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LM仮面:
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住み分けですか?
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破壊の大帝:
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うん。例えば工学系の大学に行ってしまった男子は女性と遭遇する率が低くなる。
女子は女子で釣るんで別のコミュニティを作ってしまうので
両者の文化的なバックグラウンドはかなり隔絶したものになるだろう。
共通項の無い両者ならば永遠に折り合うことは無い。
難しく言ったけど今の日本で表面化はしないけど問題になっている点だと思う。
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LM仮面:
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・・・それって大帝さんの話?
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破壊の大帝:
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いや、ワシのことはよろし(苦笑)。でももっと深刻な問題として最近の若者の犯罪なんかを見ると、
コミュニティスペース不在者の犯罪が目立っている気がするのだ。
自分の世界しかない、というのは逆を言うと他の世界に足を踏み入れることが出来なかったということだよ。
何らかの理由で一度爪弾きにされると、そこから回復することが出来ない。
それはそうだろう、コミュニケーションの取り方すら知らない、身につけることすら出来なかったのなら
他のコミュニティスペースに入ることは出来ない。すると益々自分の世界を縮めてしまうって訳だ。
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LM仮面:
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ネットも現実も、両方ですね。
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破壊の大帝:
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そういう意味では実際に人が合える環境作りというのもインフラとして必要かもね。
場所だけでなくて、人間の流れ、交通網の整備も欠かせない。
すぐに都会部に行けるのなら、別に田舎に住んでいても構わないわけだ。
田舎だと何から何まで不便だから、みんな都会に出てしまうのだ。
都市計画というのはそこまで視野に入れないとダメだよね。
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LM仮面:
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話が大きくなったようですが、まとめるとどういうことになるのでしょうか?
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破壊の大帝:
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んー? ロドモンは進化して戻ってきて欲しいってとこですかね。
コミュニケーションツールとコミュニティースペースの両方を兼ね備えたゲームとして。
例えそれが“ロードオブモンスター”でなくても、ボクの興味を引いて肩入れできる、
ネットワークの醍醐味を濃縮したゲームなら構わないけど。
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LM仮面:
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前も言いましたけど・・・それなら大帝さんが作ったらいかがです?
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破壊の大帝:
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そんなわけでこの首売ります。ご連絡はこちらまで。
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LM仮面:
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売るのかーっ!(笑)
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破壊の大帝:
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後ろの人も、生活がままならなくなってきたらしい(苦笑)。
破壊の大帝ぐれねーどへ