『いけない☆サフラン』 その二




アンジェ
サフランちゃん、サフランちゃん。

サフラン
んー? アンジェ、なあに?

アンジェ
秘密☆

サフラン
……アンジェ、同じ出だしは駄目だと思うよ。

アンジェ
てへっ☆

サフラン
てへっ、じゃなくてさ。

アンジェ
えへっ☆

サフラン
えへっ、でもなくてさ。

アンジェ
ねぇ、サフランちゃん、お願いがあるの。

サフラン
……エッチな事?

アンジェ
秘密☆

サフラン
それだと何だか分からないじゃん!

アンジェ
てへっ☆

サフラン
てへっ、じゃなくてさ。

アンジェ
あのねー。サフランちゃん胸が無いでしょ。

サフラン
何でそうなるんだよ!

アンジェ
そんなサフランちゃんのウェイトレス姿見たいなーって。

サフラン
・・・どう話が繋がっているの?

アンジェ
あのね、サフランちゃんもそのうち胸が大きくなっちゃうと思うの。

サフラン
小さいままじゃイヤだよ……

アンジェ
でも、そうかもしれないわね。

サフラン
アンジェっ!僕に喧嘩売ってるの!?

アンジェ
でも、サフランちゃんのお姉さんはあるでしょ☆

サフラン
うん……

アンジェ
お母さんもあるでしょ?

サフラン
う……ん……

アンジェ
だから、サフランちゃんもそのうち大きくなると思うの。

サフラン
あっ、ありがとうアンジェ!
もしかしたらボク、アンジェのこと誤解してたかもしれない……

アンジェ
だから、胸の小さい時のサフランちゃんのウェイトレス姿が見たいの。
もう見れないかもしれないでしょ?

サフラン
……担がれている気もしないでもない……

アンジェ
ウェイトレスの服、上げるから☆

サフラン
え?ホント? ……ボクに似合うかな?

アンジェ
大丈夫よ! 寸法は完璧に合ってるから☆

サフラン
いつ測ったんだよ……

アンジェ
秘密☆

サフラン
もしかして、脱ぐの手伝うとか言わない?

アンジェ
手伝って欲しいの? きゃー☆

サフラン
手伝わなくていいよぉ!

アンジェ
いいわ。なら向こうで着替えてきて。
私はこっちで準備してるから。

サフラン
うん……








サフラン
……おまた……
アンジェ!!! なんだよその格好!

アンジェ
ウェイトレスのせ・い・ふ・く☆

サフラン
……それって……
裸エプロンって……言わない?

アンジェ
きゃ、サフランちゃんエッチな知識豊富ー☆

サフラン
……ハメられた……

アンジェ
4つ星の酒場の本日限定サービスー☆
だから、サフランちゃんも、
は・だ・か・え・ぷ・ろ・ん☆

サフラン
……マスターは?

アンジェ
今日は買出しで居ないのー

サフラン
出入り口は?

アンジェ
鍵掛けちゃった。
今日はサフランちゃんと私の、か・し・き・り☆

サフラン
……その格好すれば、帰してくれる?

アンジェ
秘密☆

サフラン
……帰して、くれるよね?

アンジェ
泣きそうなサフランちゃんかわいいー☆
約束してあげる☆
その後は好きにしていいわ。

サフラン
……ホントに恥ずかしいんだから……

アンジェ
あ、靴下は脱いじゃ、だめ☆

サフラン
………………………

アンジェ
きゃーサフランちゃんだいたーん。
こんなところで着替えてるー☆

サフラン
どっちみち、同じだもん……
ほら、着替えたよ?

アンジェ
……本当に無いわね、胸。

サフラン
アンジェぇっ!!!

アンジェ
冗談よ。きゃ、サフランちゃんの可愛いー☆
……今どんな気分?

サフラン
凄く恥ずかしい……
……でも……なんだか変な気分……
……熱いの、エプロンつけているところが熱いの。

アンジェ
実はね、そのエプロン、
魔法がかかっているの。

サフラン
…………え?

アンジェ
そのエプロンにはエッチな気分が込められているの。
服の上から着ると問題ないんだけど、
地肌からだとエッチが吸収されちゃうの。

サフラン
…………えええええ…………

アンジェ
ほら、もうたまらないでしょ?
サフランちゃん、赤くなってる☆

サフラン
……そんなぁ……怪しげな物……、
……どこから入手したんだよぉ……

アンジェ
あ、そういう事言うんだ。
折角サフランちゃんの為にアブナイ橋を渡って入手したのにー。

サフラン
…………アブナイ橋って…………

アンジェ
“アブナイ走って”とそっくり、きゃ☆

サフラン
訳ぇ…………分かんないよぉぅ!

アンジェ
きゃ、サフランちゃん、自分がもうわからないぐらい
感じちゃってるのねー☆

サフラン
ああんっ………目が………回るぅ………

アンジェ
それって、“切ない”って感じなのよ。

サフラン
切………ない?

アンジェ
どうしていいか、分からないんでしょ?

サフラン
………うん………なんだか………
なんだかとても………どうにかしたいけど………

アンジェ
訊いてくれると嬉しいな☆

サフラン
………あんじぇ………
………でも………どうにかしちゃうと………
ボク………

アンジェ
遠慮すること無いわよ☆
それに、我慢できる?

サフラン
………でき………そうもない………
………ああん………はぁ………

アンジェ
サフランちゃん?

サフラン
………あんじぇ、おねがい………
………どうにか………どうにかしてぇ………

アンジェ
じゃぁ、まずこうしてあげる。

サフラン
あう………あんじぇ………あたたかい………

アンジェ
抱きしめられると、安心する?

サフラン
うん………でも………まだぁ………
んぐ………

アンジェ
キスされると、安心する?

サフラン
ああん………もっとぉ………

アンジェ
くちゅ………もっと舌をだして?

サフラン
うん………ん………うぅん………あん………
あんじぇ、むね………むねもまないで………

アンジェ
ううん、私の胸を押し付けてるだけよ?

サフラン
そんなぁ………それだけで………こんなになるなんて………

アンジェ
いいでしょ?

サフラン
うん………いい………いいよぉ………
………ごめん………もう………立っていられない………

アンジェ
サフランちゃん、感じてきちゃってるんだ。

サフラン
かんじる? かんじるっていうの?
………あん………そんなぁ………そんなところ触っちゃやだぁ………

アンジェ
こんなところものびるんだー
ふにふにー☆ ふにふにー☆

サフラン
だめぇっ! すごい………すごいけど………
ああん! やだっやだっ!!

アンジェ
何が嫌なの?

サフラン
こわれちゃう………ボク、こわれちゃうよぉ………

アンジェ
私が居てあげる。安心して?

サフラン
あぅん………あんじぇ………あんじぇも………

アンジェ
ほら、私のここ、触って?

サフラン
………ふわふわしてる………

アンジェ
ほら、私がするように、
そしたら私も良くなるわ。

サフラン
ああ………あんじぇ………
あんじぇもぉ………

アンジェ
ほら、ここをこうすると………

サフラン
ひゃん! あんっ!!

アンジェ
こっちはどうかな?

サフラン
やん!あんじぇぇ………あんじぇもいっしょにぃっ!!

アンジェ
いいわ、私も一緒ね。
サフランちゃん、サフランちゃん………
すぐに追いつくから………

サフラン
おいてっちゃやだぁっ!
あんじぇも、あんじぇもっ………はんっ!!

アンジェ
こうして………擦り合わせると………

サフラン
ああん………あんじぇがちょくせつぅ………
すごい、すごいよぉっ!

アンジェ
私もよ………サフランちゃん………

サフラン
あんじぇ? あんじぇもきもちいい?

アンジェ
サフランちゃん、覚えるの上手だもん………

サフラン
あんじぇが………あんじぇが上手いからだよぉ………
あああああんっ、なにか………なにかくるぅ………

アンジェ
わたしもよ、もうすぐよぉ………

サフラン
あっ………こわい………こわいぃ………
あんじぇっ!!

アンジェ
サフランちゃん!!!

サフラン
………あんじぇ………あんじぇが………わたしのなかで………
………いっぱい………いっぱい………ああん……………………








サフラン
はっ! ここは……家のベット!
なっ、何があったの!!

サフランの姉
目が覚めたのね、心配したんだから。

サフラン
お姉ちゃん? 何かあったの?

サフランの姉
昨日、4つ星の酒場でまたお酒飲んだでしょ?
いつもよりもぐったりしていたから心配だったんだから。

サフラン
………そう、うん、そう………ごめんね。
………って、昨日って4つ星の酒場って休みじゃなかった!?

サフランの姉
ええ………でも、アンジェが呼びにきて、
どうしたの?

サフラン
………………………うぁぁぁぁあぁあぁぁぁ!!!!!

サフランの姉
ちょっと、どうしたのよ!
落ち着きなさいって……………サフラン!?



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