“おにどけ”書き下し版


2ch語で書かれた概要を、とりあえず書き下してみる。


S県月宮(注1)

ネットゲーム「ラグナロク・オンライン」IRISサーバ史上最大の電波。
詳細については、以下の一人の名無しの文章を参照されたい。

2002年8月10日:ある名無しの相談

 まだβ1で遊べていた頃、今時ハヤリのコミケの話をされました。話を振ってきたのは、ふとしたキッカケで知り合った、 iriaサーバメインの同人娘(同人屋ということは、後で知りました)。お決まりの金髪♀キャラで、かなりオタ的な電波が出てました。

 そんな奴が、何故か俺を気に入ってしまい、「妹と呼んでね、お兄ちゃん」とかなんとか懐いてくるんです。さすがに「『お兄ちゃん』は耐えられないからやめてくれ」、と頼んだのですが、相手は電波、「お兄ちゃんと私の仲でしょ」と完全スルーです。どーすりゃいいんだ。

 なんだかんだで、3週間ばかりそんな状態が続きましたが(注2)、閉鎖二日前の5日の日に、冒頭のコミケの話、「日曜日、コミケに行くから、お兄ちゃんも一緒に行こう」とか誘われました。確かに俺は結構エロいのは好きで(注3)、ビデオ屋でAV借りたりしますが、それらはすべて三次元、二次元モノはどうしても息子が喜んでくれません。

 行かないって言ってるのに、「どうせ暇なんだから」とか、「妹のお願い聞けないの?」とか、かなり電波な解答で、話を聞いてくれません。とにかく行かないと言っていたんですが、次の一言で顔から血の気が引きました。

「お兄ちゃんの住所○○○でしょ? 日曜日行くから」

 それはマジで俺の住所・・・・・・・・よくよく考えると重力に、馬鹿正直に住所教えてました(流出させるか?普通?)。重力を訴えてやろうかと思ったけど、そんな事より目先の恐怖が積もります。それで、RO知り合いのアコさん(女性)に助けを求めてた所、「私がカタつけてきてやろう」となんとも俺より頼もしい事を言ってくれます。

(以下、その時のチャットログ)

------------
アコ:ちょいあんた、人が嫌がってるんだから行くのやめなよ
デムパ:妹がお兄ちゃんの所行って何が悪いのよww
アコ:お兄ちゃん?
アコ:リアル知り合い?
俺:いや、まじで知らないんだよ
デムパ:私とお兄ちゃんはね
デムパ:前世からずっと一緒になるって決まってたんだもんwww
俺:前世・ ←(「?」を出そうとしたけどSHIFT押し忘れた)
アコ:なんじゃそれ・・・・
デムパ:私とお兄ちゃんはね、前世から再びあう約束をしてたのw
デムパ:ずっと昔に魔女に私達兄妹は引き裂かれる運命で

(以下かなり妄想フンタスティックなので省略します、かなり“痛い”ってやつです。付き添ってくれてアコさんごめなさい)

デムパ:でも魔女に殺される前に二人はもう1度会うって約束したのw
デムパ:だから私はお兄ちゃんに会いに行くのがとうぜんでしょ?
アコ:ああ・・・・・そう・・・・・ (かなり困ってました、ほんとすいません)
アコ:でも相手が嫌がってるんだしやめなよ

-----ここでデムパからプライベートメッセージ------
デムパ:お兄ちゃんこの人誰?w
デムパ:さっきからうだうだうるさいけどwww
デムパ:話しを聞いてると私達の仲を引き裂こうとしてるし
デムパ:もしかして魔女のしもべ?
デムパ:話しを聞いてるとそうとしか思えない!
デムパ:きっとそうよ
デムパ:でも大丈夫、私達は二度と引き裂かれる事はないって約束したもんwww
デムパ:こんなネカマなんか私達にはなんでもないわww
デムパ:でも気をつけてねお兄ちゃん
-----------------------------

(まだ何か喋っていましたが、とても返信は出来ませんでした)

-----俺とアコさんのプライベートメッセージ-----
(デムパからのメッセージを大まかに説明)
アコ:ん〜〜〜〜こんな人間今まで相手した事ないな・・・・
俺:同じく・・・・
俺:とりあえず今日は引き下がりましょう
アコ:でもそれだと日曜日来るよ?
俺:もういいですから、○○さん(アコの名)に迷惑ですし
アコ:迷惑もなにも、困るのはあんたなんだから
アコ:最後まで話しうtけないと
俺:もう本当に毛工ですので
俺:もう本当に結構ですので (訂正した俺)
俺:○○さんには心の底から感謝してますがこれ以上は無理です
アコ:でも家にほんときそうだよ
-----------------------------

(2人ともあまりの自体に文字が滅茶苦茶でした。一応説得してこの場は退散する事に。アコさん本当に有難う)
俺:ちょっと俺は他に用があるから今日はこれでいいかな
デムパ:うん、わかったw
デムパ:いってらっしゃいお兄ちゃんw
アコ:じゃあ行こうか
俺:はい

(そそくさと退散する・・・・とそこに)
-----ここでデムパから、再度メッセージ------
お兄ちゃんどこ行くの?
そのアコは魔女なのよ!?
お兄ちゃんそんなヤツの所に行かないでww
でも、お兄ちゃんは大丈夫だって信じてるからw
日曜日楽しみだね
私お兄ちゃんに早く会いたいなw
-----------------------------

戦闘終了
なお、メッセージのほうはかなり省略されてます。

 いつの間にか、前世で会う約束を交わしていたそうです。奴は冗談でなく、本気で日曜日に来るってことです。が、友人に助けを求めようにも大学の連中は今大事なレポートに追われています。そういう俺もやらなきゃなりません。ラグナ閉鎖中にやろうと思っていたけど、命には換えられません(大げさか?)。そういうわけで、友人に頼むのは迷惑なので、(日曜日は)ちょっと離れた喫茶店にでも居座って、仕上げようかと思っていました。

 7日の朝方、助けてくれたアコさんがムキになったのか一言、
「家は離れてないし、アイツとoff会するより私としない?」とのお誘いの言葉が………ここは電波に感謝すべきところでしょうか。ただ、貧乏学生な俺の負担での飲み会希望だそうで………まぁ、酒好きなのは重々承知だったのですが、恩人だし、日ごろ世話になっているんでワリカンとは言えませんでした。この際、リアル男だとかリアル女だとかは気にしません。

 日曜日の目処は立ったのですが、バレてしまったメルアドには、電波なメールが次々と届いております。とりあえず、大事な貴重品は友人に預け、近所にも不審者が来て暴れ出したら通報してくれと頼み(これも大げさか?)、さて文は書き上げたし(今日の昼にここまで書いてました)、ネタ好きな私は今回の事を話題になる程度に考えて“電波来襲未遂でフィニッシュ!”で終わりたかったのですが、予定を変更して、今ここに貼らなければならない事態が起きたのです。

:メールが届いています:
「どうも○○です♪(デムパ)
 実は日曜日に行くっていってたんですけど私はお兄ちゃんとはやく会いたいのでもう0時に行きます♪」

 どうやらお泊りご希望のです。撃退アイテムは、野球少年じゃなかった俺はバットとかはなく、この時期重宝するアースジェットしかありません。蜂襲来スレじゃなくて悪いんですが電波襲来撃退としてどうにかなりませんか? できればご教授お願いします。

(この時点で、0時まで後1時間半。ネタ論議や合宿所スレを紹介するなどのアドバイスが成される。以下、ライブ状態)

443 :374 :02/08/10 22:54 ID:mxlKILXz
わかりました、一応警察には連絡をいれておきます。ただ事前に連絡をいれてなかったし、俺が男だからすぐ動いてくれるかは分かりません。

助けてくれたアコさんをと電波を一緒にしてはかなり可哀想、というかありえないと思う。
アコさんに連絡を入れたところオンラインっぽいのでメールの返信がすぐ来ました。

ただ一言「大丈夫?」って・・・・・
敵は電波で味方は天然で参っています。誰か強力な助っ人きてくれ・・・・・

474 :374 :02/08/10 23:01 ID:mxlKILXz
とりあえず断りのメールもしておきました。

「あなたを男一人ぐらしの部屋に泊める気はありませんし
 突然夜遅くに来られても困ります。出きればお引取り願います」

こんな感じの文面でいいのだろうか。警察には一応電話しておいたけど軽く流されたような気も・・・・・とりあえず警察は0時までに出れるように待機してるそうです。それってかわならないような・・・・・・

とにかく汗でたまらんので風呂入ってきます(注4)。
まだ時間もありそうだし。

488 :374 :02/08/10 23:03 ID:mxlKILXz
>478
鯖は書いてあります、irisです。 名前は 自分で「つきみやなんたら」とか言ってましたがよくわかりません

567 :374 :02/08/10 23:20 ID:mxlKILXz
すいません、一応RO関係かなと思ったのですが、風呂はさすがに入るとまずそうなので蒸しタオルで拭く程度にしておきまして そのあと対策アドレスを見ていましたんですがメールが着ました。
「もう少し早くつk・・・(読めません

とりあえず貴重品の確認だけして逃げようかと思います。
近所から観察する方向で、長々と書いてごめんなさい。ネタじゃないんでまじで恐いです

(翌日、S県月宮襲来の状況がアップされる)

警察から帰ってきましたが、どこに結果報告するべきなのか・・・・
そろそろ報告書がまとまるのですが
「雑談その他なんでもござれ」の、ここでよいですか?
大まかな結果は俺の家のドア損傷、ふとももを打撲な感じです。

174 名前:いつぞやの374 投稿日:2002/08/11(日) 03:55 ID:sTFhvF6M
>>162
今テキストでまとめています。
テキストは長文読解となり、細かいく書いていますが
おおかまにいうと

・俺、「早く来る」メール受信→外に逃げる
・電波襲来→俺、遠くで観察
・電波、゚無反応に切れて凶器所持でドアに暴行→俺、大家に家賃二ヶ月滞納者なので無視は不可能
・俺、通報し留めに入る→ふとともに一撃食らうもおさえることに成功
・警察、逮捕

ってな感じでした。
一応女でしたが顔については言いません。

242 名前:いつぞやの374 投稿日:2002/08/11(日) 04:44 ID:sTFhvF6M
一応文がまとまりましたんで提出します。

すいません、再度来る可能性って結構高いんでしょうか? やっぱり。
次回「帰ってきた電波」との見出しが出ない事を望みます。
さて、すっかり目がさめてしまってますが、風呂入って寝ようかと思います。

以下状況報告
-------ここから--------

 メールの内容に危機を感じて、外に退避しました。家から離れた距離へ、昔買ってもらった某戦隊物の望遠鏡を持参して。買ってもらったときは、ほんと嬉しかったので未だに持っており、今こんな感じで役に立ちました。来るまでテトリスでもやりながら待ってたんですが、だいたい11時40分ごろに事件が起きました。

 俺がテトリスをやっていると、俺の家のほうから声がします。夜も遅いし、時間的にそろそろかと思ってたので観察開始。でも、よくよく考えると俺は覗きな訳でかなり怪しい、こっちが警察に見つかれば俺が御用です。

 で、観察開始。家のほうを見ると、普通の女性が一人居ます(顔はよく見えない)。俺の勘違いかと思ってたら、その女性が俺の家の前に止まって、
「○○さ〜〜ん♪(俺のキャラネーム)来ましたよ〜〜〜」
………キャラネームをそんな大声で呼ばないでくれ………
 まぁ、誰のことだかは近所にはわからないわけですが、俺の玄関の前に居るから、(俺が)恥ずかしいのは変わりありません。

 放っておけば帰るかと思いきや、無反応なのにかなり逆ギレをした様子。

「お兄ちゃん!! 大丈夫!? どうかしたの!?」
「誰かに捕まってるの!? もしかして魔女に捕まったの!?」

 なんでこんなことを大声で言えるのだろうか・・・・・妄想は凄い。と、バックからなにやら取り出すと、ドアにそれをガンガン撃ち付けてました。よく見ると、なにやら銀色のようなものが・・・・・・・包丁ではなかったのですが・・・・警棒でした。 とりあえず、こらあかんと警察に通報。

「警棒持って玄関でドアに暴行をしている、危険なのですぐ止めに来て欲しい」

 と、電話しました。来るまで15分かかるそうですが、俺の家のドアはそれほど頑丈ではないのでそのうちぶっ壊れるだろうと思って無理を承知で止めに入ります。家賃二ヶ月滞納者にはこれ以上大家に迷惑をかけれません。「俺はどうでもいいからドアを殴るな!」と“俺の命<ドア”でした。

 とりあえず武器を取り上げようとしたら、

「何すんのよ!?」

 と、ふとももに一撃を食らいました。まじでイタイです。ぶん殴ってやろうかと思いましたが、なにぶん相手は仮にも女なのでどうしてよいやら。とっさに「俺の家の前で何をしてる!?」と叫びました。

「お兄ちゃん?」

 (反応は返りましたが)俺はお前の兄ちゃんっじゃねぇっての。俺兄弟は姉しかいないし。とりあえず、なだめるようにして、警察の到着を待ちます。顔を改めてみると これまた電波な顔。あえて芸能人には例えません。俺にだってプライドはあるわけで、こんな野郎の彼氏にはなりたくありません。とりあえず落ちつかせていると5分ほど早く警察到着、ありがとう警察。一応俺も同行する事になりました。

 パトカーに乗るのは、実は始めてではないのですが(そこは秘密)。中で電波が叫んでおります。

「妹の私が来るのにお兄ちゃんまさかお外にいるとは思わなかったんだ。もしかしたら魔女に捕まってるかと思ってね、どうにかして助け出そうかと思ったの」

 車内唖然・・・・・。俺と警察の人二人、男3人は沈黙。それでも電波はやまない。

「きっとお兄ちゃん私が来るから急いで買い物しに行ったんだよね。突然なんだもん、準備が出来ないからしかたないよね。
 じゃぁ こんな所居ないですぐ帰ろうよ」

俺「・・・・・・御苦労様です」

警察「はい・・・」

 事情をあらかじめ説明しておいてよかった・・・・なにかマッタリした時間が過ぎました。

(警察署に到着・注5)
:警察取り調べ開始:
 学生手帳などの、身分証明になるようなものは一切持参しておらず、これは時間がかかりそうだと おまわりさんちょっと半泣き。俺はもう死にたい。なんでかって電波の声がすごいんです。もちろん、内容も!

「お兄ちゃんは私が必要なの!!
 お兄ちゃんは今日(もう日曜)魔女に狙われて殺されるかも知れないの!
 だから2人で救世主を探しに逃げようって約束したのに
 なんでこんな所居なきゃならないのよ!?」

 頭が痛い・・・・・
いつからコミケ行きが 救世主探しになったのかは問いませんでした。

「すいませんが未成年の可能性があるので
 保護者と連絡が取れるまで待ってくれませんか?
 自宅に帰っていただいても結構ですので、自体が変わり次第お電話いたします」

と警察、どうやら向こうもかなり頭が痛いご様子。

「なにぶん このようなことは初めてでして・・・・
 どう対応したらよいのやら全く検討がつかないんですよ・・・・困ったものです」

御苦労様です。

 ネタ好きな俺はとりあえず残る事に。再度来るのメンドイし。この事を早く誰かに喋りたい俺は、事情をある程度知ってる人、つまり魔女認定されているアコさんにメールを送ったのですが、送った先が携帯だと気付くまで数分かかりました。まぁいいけどね。流石に夜遅いのか、返信はなかったです(注6)。

 とにかく、若手総出動で会議ののち、俺に協力が欲しいとの事。すんごく恥ずかしい内容でしたが まぁしょうがねぇわなと腹をくくりました。

「なぁ、実はお前が前に住んでた所に実は魔女の呪いがかかってていることがわかって・・・・・」

 妄想には妄想でどうにかしろ、と言う事です。あんまりにも恥ずかしい内容でしたが意外や意外、すんなり住所を教えてくれました。警察さんありがとう。

:夜2時、親御到着:
 親はいたって普通の人で、かなり平謝り。で、ちらほら聞こえる「起訴だけは・・・・」。まぁ起訴とか難しいことはよくわからんので「いいですよ」と優しい俺。

で、条件としては
・ドアの修理代の請求(モロいので壊れた)
・以後こちらと会わない事
・連絡手段となったインターネットを使用させない事
これで起訴は取り消しとしました(注7)。

 後で話しを聞くとヒッキー厨房だそうで、ふらっと出ていったきり帰ってこなかったとか。しかもお住まいはT都の上のS県・・・・・・・・俺C県なんですが・・・・・

 とにかくこの場は帰宅と言う事になりました。お金は後日 謝罪を改めてさせて欲しいのでその時にだとか。連絡先を交換し、帰宅します。

「やだ! 魔女の呪いがかかってる家なんか帰りたくない!」
「呪いなんかかかってないから帰りな」
「お兄ちゃんこのままだと魔女に捕まるよ!」

 そのお前さんが言ってる魔女にとやらに捕まるのはある意味本望かも………というか是非とも捕まりたいです(注8)。

 帰りにバイブになっていた携帯を見ると、アコさん、つまり魔女から返信が返っていたのですが一言

「どうだった?」

 状況説明したばっかじゃん・・・・・俺の妹は電波でその命を狙う魔女は天然ボケです。もうなんか・・・・・・・・。とりあえず、アコさんが本当に妹の命を狙ってくる魔女なら、お兄ちゃんは止めません、むしろご提供します。

 んで携帯を見ると、2件目がありました、曰く、

「あと、飲み会は忘れないこと」

 今度は俺じゃなくて俺の財布が泣きそうです。

-------ここまで--------

860 名前:いつぞやの374 投稿日:2002/08/11(日) 12:40 ID:dQW18ZPo
 朝方なかなか眠れなかったのですが、やっと眠れました。昨日はもう一生分の生き恥をかかされて かなり滅入ってしまいました。で、今なんでここに書いたと言うと 一本の電話で起こされたからです

「はい・・・○○です・・・」
「あ、○○さんですか、あのデムパ母です」
「ああこの間はどうも、すいません寝起きで声悪くて」
「いえ、こちらも大変失礼・・・・」

(カットします)

「それで娘が 家から出ていってしまったんですよ」
「ハぃッ?(;゚Д゚)」
「今日は以前からこどもマーケットですか? そこに行くとは言ってたんですが
 そこに行けば娘は居るんでしょうか?」

 とりあえず「こどもマーケット」じゃなくてコミケであることと 実際行ったことは無いんですが、広くて人が多いので探すのは難しいことを教える。 それから再度こっちに来る可能性もあるということと、俺は飲み会で帰りが遅いことも。

「それでは主人が夜にはそちらの警察のほうで待機出来るか警察に聞いて、私は娘が帰ってくる可能性もあるので自宅で待ってます。連絡はこちらのほうでもいいですが、一応主人の携帯の番号を・・・・」

次回「電波の逆襲」
 帰りに待ち伏せされてたらやだなぁ・・・・・。状況報告をしないことを望んでますが、なんか難しそうです。


第一戦終了

(以下第二戦)

914 名前:374 投稿日:2002/08/11(日) 23:46 ID:eidwaCrA
 凄い事になりました。ええ予想通り「電波の逆襲」ですよ。約2時間捜索され、4時間電波に尾行された後、連れが暴行を食らい逮捕されました。

ナンジャタウンのお化け屋敷より怖かったです。

945 名前:374 投稿日:2002/08/12(月) 00:55 ID:fsF.JLfk
これがスレ違い最後です、たぶん。そろそろ名無しに戻ります。

・電波に尾行される→俺、知らない
・俺、アコさんと合流、マッタリと飲屋→実は、電波が、飲屋の外で二時間待機
・アコさん電波に襲われるも逆ギレで電波倒す→俺、ガクガクブルブル
・電波父、電波を精神科行き希望→俺、酒と疲れで爆睡
・俺、電波痛いので帰る

chaos,lokiの皆さんご安心ください。関係ありません。
irisの人ごめんなさい。モロirisです。
ではもう二度と帰ってこないようにします。それを望みます。つД`)

以下状況報告
-------ここから--------

 なんか今回はかなり凄い事に、まさにサイコホラーになりました。俺は、off会の約束の三時まで、家からすぐの近所のミスドでレポートを書いてました。で、三時にoff会の場所に行ってアコさん(魔女)と合流。グラビアアイドル並とは行きませんが、結構可愛い人で、昨日の電波と比べれば月と炭素菌。俺の住んでる近くだったので案内しつつ、ブラブラしながら夜7時飲屋へ。

 連れは未成年かと聞かれましたが、以前大学の友人達と来た事もあり、大学の友人だと嘘ついたらすんなり通してくれました。

 二時間後、一次会終了でカラオケでも行こうかと思っていたら、まだ飲みたいとのこと。もう俺の財布はかなり痛々しいのですが(俺のおごり)、焼き鳥が美味い所へ連れて行く事にしました。その焼き鳥屋はちょっと奥の路地に入ったところにある、ヒッソリした隠れ名店ってヤツです。人がガヤガヤ居らず、それでもってかなり美味い所っていう地元の人しか知らないような所。ただそこを選んだのが間違いでして。

 もう既に、隣の魔女はベロンベロンに酔ってるわけで、足取りも千鳥足。俺は俺でそんなに酒を飲めないので、ちょっと気分悪くなっていて、焼き鳥だけ食おうと思ってました

 途中、コンビニに寄って溜まったぶんのもんを出して、人通りの少ない住宅街を通り向かっていました。ここから忠実に再現します(注9)。

「すごいねー コンビニのトイレ洋式だよ。うち和式だから酔ってるとすーぐ足突っ込んじゃ・・うっ」

 俺より酒臭い息を吐きながら何能天気な事言ってるのかと思ってたら、急に小さくうめき声を上げて倒れこみました。もう酔いつぶれたのかと思って「もうお酒はやめたほうが・・・」と言った瞬間、後ろから、一言。

「お兄ちゃん大丈夫?」

 聞き覚えのある声に振り向くと((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
これがキタ━━━(;´Д`)━━━!!!!!ってヤツでしょうね。

 何故か居るんですよ、そこに何故か電波が! なんで、なぜここにいるの? つーか、その右手に持ってる警棒はなんですか? こういう場合目が逝っちゃてるっていうんでしょうが、暗くて見えやしません。

 とにかく疑問は置いといて、今置かれている状況を判断します。アコさんは左の二の腕のほうを抑えているからおそらくそこを叩かれた模様。

「お兄ちゃんそいつは魔女でしょ? だって魔女の名前で呼んでたもん」

 そうなんです、アコさんは本名からキャラネームをとっていたので、リアルでも使えるあだ名みたいなもんで、それでそのまま呼んでたんですよ。

 とりあえず狙われているのはアコさんだという事はわかる。ただ逃げようにも酔ってるしアコさんはぶっ倒れてるし、まずはアコさんが大丈夫かどうか確認。

 「動ける?」と簡単に話したら、「う・・・あぁ・・ぅ」とうめき声しか帰ってこなかったので、それに興ふ・・・じゃなくて駄目だと察し、電波の再攻撃をどうするか考えていると、

「今そいつ殺すから」

まじで言ってました。

 俺はもう、その言動と行動に、恐怖しか覚えられません。冗談になく怖かったです。振り下ろしてきた警棒をとっさに持っていたバックで防ぐいだんですが、それは昼にやったレポートが入ってるバックで、くしゃくしゃにすると怒られるんですよ、管理がなって無いって。なんで俺は手を出して防がなかったのかと小1時間問い詰められるわけです・・・・。

 でも、後々考えたらレポートと言っても紙切れなわけで、“俺の命<紙切れ<ドア”ですか。と言う事は、俺の命はどうやら100円ぐらいの紙切れ以下のようです。少し泣きました

 まぁそんな話しは置いといて、電波は俺が魔女をかばった事にかなり憤激のご様子で、

「お兄ちゃんどいて! そいつ殺せない!」

 もう相手が人間なのかなんなのか疑問に思えてきました。これ、冗談じゃなくて本気で言ってるんですよ。もう狂ってる程度の比じゃないですよ、その異常さはある意味恐怖でした。

 と、ここでこれはまじでやばいと思ったら、探してた救世主のご登場です。

「なさすんだこん! でてえあんたなんがさ殺される理由なんがねわよ! あったま来た!」(注10)

 倒れてたアコさんが方言を言い放ち、物凄い剣幕で立ち上がると、左手をおさえていた右手を横に広げて相手の首にぶちこみました。つまりはラリアット。「あぐっ」と、電波はうめき声をあげてノックダウン。

 すげぇ・・・・・(;´Д`) あなたは女子プロでもやってたんですか?(´・ω・`)

 とりあえず、俺は電波が持っていた警棒を遠くに蹴っ飛ばし、通報します。そこは昨日お世話になったの警察から近かったし、女性が襲われた(襲った?)ということもあり、すぐ警察が来ました。

その間、電波は「魔女に殺される!! 助けてお兄ちゃん!!」と喚いてました。俺に押さえつけられながら………
助けて欲しいのは俺だって。・゚・(ノД`)・゚・。

 そんな最中、アコさんは勝利の雄叫びか「ほたぁ〜〜るのひか〜〜り〜〜」と、大熱唱しています。そんな歌を歌って、あなた何処を卒業するのですか? アコさんの脅威とその天然っぷりに感服、まいりました。

:警察に連行:
 待機していた親父さんに 黒さが寂しい頭を下げられまくられます。

「俺に謝るよりアコさんに謝ってください」と言ったらアコさんのほうに寂しい頭を下げてました

「で、電波父さん、今回は女性が襲われたわけですが・・・・」

と警察が切り出したら

「申し訳ありません! なんとお詫びをしたらよいのやら」

また寂しい頭を下げまくられました。もうそれいいっての。とりあえず謝罪等は置いといて、電波の事情聴取へ。まずは、何故あそこに居たのかと聞いてみました。

 最初は俺の家に行き、騒いだものの、隣があまりにもやかましくて不在を告げたところ、あてもなく探しに行ったそうな。で、前世からの再会する運命とやらで偶然ミスドに居る俺を発見。声をかけようかと思ったら、俺がミスドを出てしまって、その後を追ったものの、普段ろくすっぽに運動をしないから、急ぎ足の俺をすぐ疲れて見失い、その後もずっと探してたそうです。

 俺をもう一度見つけたときは、丁度飲屋に入るところで、追いかけたが、未成年入店禁止で追い出され、二時間外で待ち続け、出てきたところをまた後をつけ、コンビニに入ったところで追いつけて、人通りが少なくなって話しが聞こえると思ったら、隣にいる女は「魔女」の名前と同じ。俺のことが危ないと思って、スキを見て攻撃したが返り討ちにあったとのこと。

 すごい執念に一同唖然。つまり俺はミスドからずっと追われてた訳です。

 まぁ、さすがに後は任せといて、こちら側の事も。被害に遭ったアコさんの身元確認ほうなんですが、実はとんでもないことが判明しました。

「実家のほうに住んでいるのでそちらのほうに連絡できますか?」

 警察からそう聞かれて、とっとと言えば良いのに、何故か渋るアコさん。恥ずかしがっているのか?・・・・と思っていたら時間稼ぎのようで、連絡して、数十分後アコさんの母登場。

「すいませんうちのアコがまたなにかしたそうで」
「いえ、アコさんは被害に遭ったほうですので謝られなくても」
「この子ったらまたお酒飲んで・・・・まったく貴方まだ二十歳にあんってないでしょ!?」

アコさんがヤバイという顔をした瞬間、俺と警察のほうもこれまたビックリ。

「え? 未青年者飲酒でここに居るんじゃないんですか?」

アコ母激しく勘違い。

「え〜〜まぁ 今回は厳重注意と後は親御さんの指導に任せましょう
 あなた(俺を見て)アコさんが二十歳以下って知っていてそれで飲みに行きましたか?」

「いえ、お酒が好きだと言う事でてっきり二十歳以上かと」

「などほど・・・・わかりました。それではアコさんとアコ母さんこちらのほうへ」

 アコさんは向こうの部屋に連れていかれました。俺はというと、

「すいません、疲れているかと思いますが少しお付き合い願えますか?」
と、電波を相手にしていた警官は俺にも話しを聞こうと思ったようで、電波父と話し合いです。

 とりあえず俺は 今までの経緯などを説明します。激しい電波に激しく唖然とする警察と電波父。俺は唖然と言うか酒と疲れのせいで激しく眠くなってきます。

 電波父は決意を新たにしたようで、急に切り出します。

「あの娘のことなんですが、私も以前からまともじゃないとは思っていたんです。
 それに今回の件もあるし・・・・・」

 電波父は以前から電波のことを分かっていた模様、なら家に縛って置けと小1時間・・・・・ぶん殴ってやろうかと思いましたが、警察のまん前でそんな事は出来ません。

「で、カウンセリングでしょうか・・・・そういう事を・・・・」

 どうやら電波父は、電波を精神病棟ぶち込み希望のご様子、俺もそれがいいと思う。と、ここで私に限界が来ました。ようするに熟睡です。

 起きて時計を見ると約1時間半ほど熟睡していました。丁度電波母が登場して騒いでたので起きました。

「すいません寝てしまって・・・・・」
「いえいえ、こちらも疲れているところをすいません」

 酔いつぶれただけなんですけどね・・・・電波母が持ってきた菓子折りを貰い、電波を見るとまだ叫んでました。担当者かわいそうに。

 アコ母は見えるのですがアコさんが見えないのでどこかと聞いたら、俺と同じでソファーで横になってました。ただ寝顔が可愛いってのなんてぇの、かなりマッタリしました(*´Д`) でも、もう限界ですと帰宅希望。マジで限界です、眠気より、電波が。

警察は今のところ
・電波親は電波を精神病院・・・もといカウンセリングを希望。
・アコさんに暴行に関してはアコ一家が決めるので俺は関係なし。
・全て予定なのでまだ決定したわけじゃない

だとか、俺が起訴するんじゃなくて、アコさんのほうがするならいいだろうと思って起訴無し。

「なるほど、それじゃ帰りますので後日連絡ください」

 やっと終わった・・・電波は精神病院行きですか。そのまま出てこないでください。

 寝ているアコさんに「帰るから」と告げると、笑って「じゃあね」と言われました、か、かわぃぃーーー(*´Д`)
 でもこのあと酒臭いゲップを食らって幻滅したのは事実です。なんですかこのドリフ並のタイミングは?





以上、電波との戦いでした。
電波晒せという声もありましたが、irisの金髪♀キャラで名前は月宮なんとか。
後々調べましたが これエロゲーキャラの名前なのね
-------ここまで--------

以上、IRIS最強の電波との戦闘報告でした。


注1:
S県月宮 “月宮”の意味は文章の最後で明かされるが、 月宮あゆのこと。
“S県”はスレ上で“G県厨” が引き合いに出されたためだと思われる。
また、本文中では一貫して“電波”として称されている(メールで本名は知っている)。
余談だが、“S県”と“月宮”が出揃うのは最後の最後であり、“S県月宮”の命名はそれ以降であると推測できる。

注2:
ラグナロクオンラインがβ1公開だったのは2001年11月27日頃から2002年8月7日。
原文では「約3週間後」と書かれているが、判りづらいので正した。

注3:
必ずしもコミケ=エロではないが、一般の認識ではそうなのだろう。
ちなみに2002年夏は「コミックマーケット62」、8月9日(金)から11日(日)の開催。最終日は定例的に、男性向け18禁が軒を連ねる。
余談だが、概略の“コミケ日”が誤っているのはワザとなのだろうか? 謎は尽きない。

注4:
「今から風呂って・・・テメェ犯る気満々じゃないか!」との鋭いレスがついてます。

注5:
明記はないが、下に「若手総動員」とあることから、派出所ではなく、警察署であると推測できる。
C県県警の詳細は未確認。

注6:
何気なく、伏線になっていることに留意。
全体として、句読点はなく、時制も自動受動もぐちゃぐちゃで、仄めかしが多く(ネクロノミコンのように・笑)判りづらい文章なのに、細かいところではしっかり整合性が取れている。投稿時間の幅を見るに当っても、細かい計算の上で作られたネタである。
このネタの作成者に、脱帽するよりありません。
(でも、こうして這うように見ていくと、ある程度の矛盾は気が付きますがね)

注7:
押し掛け相手への、典型的な和解案である。
無論、そうそう上手くは行かない。

注8:
この発言の板が未見だが、「やっぱりやる気か? やるつもりなのか?」
的なレスがついたと予想できる。

注9:
嘘です。話は結構、あっちこっち行きます。

注10:
「何すんだコイツ! 大体アンタなんかに殺される理由なんかないわよ! あったま来た!」
C県の言葉ですか?


???