唐沢風
「はっはっは、近親相姦じゃ近親相姦じゃ」
「あんあん、お兄ちゃん、あんあん」
まだあどけない、可憐という名前そのままの少女はふわふわのベットの上で、獣の如き青年によって蹂躙されていた。快感に咽び、叫び、よがり狂わせているのは彼女の兄。少女のふっくらとした太ももに割り込み、盛大に腰を振るっているのは可憐の兄の海神航である。しかも、彼には可憐を含めて12名も妹がいるのだ。
「はっはっは、如何にプチブルで箱入り娘に育てられようとも、肉の喜びの前にあっては、ほれ、ほれ、この通りじゃぁ!」
「ああん、お兄ちゃん、そんなこと言われると可憐…」
卑猥な言葉を浴びせる航であるが、可憐はますます喜色を表し、航のリズムに合わせるように、ぎこちなく腰を振る。身体に刷り込まれた女の歓びが、そして、兄に抱かれているという背徳が、彼女の理性をも狂わせているのだ。整った顔を快感に歪ませながら、幼さの残る姿態を震わせて、絶頂への階段を駆け上がっていく。
「ああん、お兄ちゃん! 可憐、可憐いっちゃいます!!」
可憐は身を捩じらせて絶頂に達する。しかし、航のモノは一向に衰えない。可憐を満足そうに見下ろしながら、次の妹を毒牙にかける。
航も、最初はこんなケダモノ男ではなかった。ただ、12人もの魅惑的な妹に誘惑ギリギリの線に追いやられている間に、獣欲を抑えていた理性の糸が音を立てて切れてしまったのだ。そうなるともはや抑えは利かない。幾重にも幾重にも封じていた淫欲は何十倍、何千倍に増幅してなお余りあった。そして彼の狂気は、彼の周りの人間全てに波及し、今や、彼の住まう島、「プロミスアイランド」の全ては彼の淫欲の渦に飲み込まれようとしていた。
「ああん、お兄ちゃまぁん」
蜜の匂いが香ってきそうなほど甘ったるい呼びかけは花穂のものであった。可憐よりもまだ幼い彼女であるが、航の蹂躙を受け、彼梨では生きていけない身体にされてしまっていた。
「花穂はドジっ妹(こ)だから舌を噛むといかんのう」
航はいつものように、彼女のパンティを、彼女自身の口の中へと押しやる。花穂も、自分の匂いの染み付いたそれを、嬉々として迎え入れる。彼女は自分の味を感じていないと、イケない身体にされてしまっていたのだ。
「さらに腕や脚の自由を奪うことで、男の嗜虐心が満たされる上に女の羞恥心がスパイスとなり、絶妙の快楽が与えられるのじゃ」
「もぐもぐぅー もぐぐー」
鼻から抜ける声が色っぽい。年齢の割に発達した乳房を揉みしだきながら、航は彼女を後ろから貫く。程よくまろみを帯びた四肢はチアガールで鍛えられ、意外と絞まっている。そんな身体の自由を奪われた花穂は、ただ、幼い場所から身体一杯に広がっていく快感に翻弄されるだけである。
「もぐもぐっ! もぐうぅ!」
「さて、次じゃ次じゃ」
アクメと共に気を失った花穂をそのままに、航は即座に、次の妹の部屋へ移動する。タガが外れ、絶倫の肉体を得た航に休息は不要だ。
「はっはっは、スポーティなボクっ妹(こ)に後ろから菊座へのアプローチじゃ、アプローチじゃ」
「ああん! あにぃ! ボク…はずかしいよぅ………」
「引き締まった括約筋と、直腸粘膜が心地よいのお」
スポーツ好きの衛は性器よりも、アナルを重点的に開発されている。これも彼女がボクっ娘だからだろう。航の一方的な趣味であるが、衛は以前の快活だった性格から、病的なまでのお尻中毒者にまで調教されている。
「あっ、あにぃ! ボク! ボク お尻大好きだよ! あにぃ! もっとボクの事いじめてぇっ!」
「そうじゃろう、そうじゃろう」
鍛えられたカモシカのような脚も、綺麗な曲面を描く腹筋も、今はただ性感を増幅させる装置に過ぎない。快感に溺れきった衛の眸は、肉の喜びしか捉えていなかった。剛棒が粘膜を抉るたびに、衛の心は喜悦にかき乱される。
「ああん、あにぃ………ボク、お尻でいっちゃうよぉ………」
消えうせるような淡い声で絶頂に達する衛。勢いよく精を発した航は、後処理もそこそこに、更なる快楽を目指す。
「カモーン お兄様!!」
咲耶は他の妹とは違い、やる気満々だ。航も、本気を出さなければ一滴残らず絞りつくされてしまうだろう。はちきれんばかりの乳房と、きゅっと締まった腰、スラリと伸びた脚など、グラビアアイドルもはだしで逃げ出しそうな完璧なプロポーションで兄を悩殺しようとする。
しかし、それも並の男だったの話、今の航にとって、彼女は一匹の雌豚に過ぎない。
「やだ… お兄様ったら… また巧くなっている………」
首筋へのキスだけで、咲耶は十分な反応を見せる。いや、航の超越したテクニックがそうさせるのだ。愛撫もそこそこに、航は角度を決めると一気にねじりこむ。
「ああん、どうしてぇ、どうしてこんなに気持ちイイの…?」
「はっはっは、それはワシがおぬしの兄だからじゃ」
「ああん、お兄様ぁーーーーーっ!?」
盛大に吼えながら、咲耶は達した。泣き叫ぶような悲鳴と狂おしいほどの嬌態は普通の男なら三日は女体への興味を失いかねないほど、見事なものだった。だが、航の辞書に満足という言葉はない。
「はっはっは、児童ポルノ法など、知ったことか。知ったことか」
「あぁん、おにいたまぁ、おにいたまぁっ」」
目を白黒させながら、快感を訴える雛子。彼女は年端も行かぬ幼女である。性欲の対称にすること自体、憚られるだろう。だが、そのふくらみすら感じさせぬ胸や凹凸のはっきりしない腰、未発達な股間には毛の一本も生えていない。しかし、それでも航の情欲は例外を許さない。
「この初潮すら迎えていない未発達な膣道に男のエキスを注入じゃ、注入じゃ」
「ああん、ヒナね、おにいたまのニクボウ注射、ダイダイダーイスキ!」
ああ、なんと言うことだろう。魂を悪魔に売り渡したかのような航のテクニックは、無邪気な幼子すら肉欲の虜へと変貌させてしまったのだ。
「あふぅっ、 ヒナ、トンじゃうよぉ!!」
「さてさて、次じゃ次じゃ」
幼女との交わりもそこそこに、限界を知らぬ航は欲望のままその場を後にする。
「兄上様、今日はどんな治療を行っていただけるのですか?」
「そうじゃのう、今日は騎乗位でやってみようかのう」
次の生贄は鞠絵である。不健康だった彼女は兄との情交を重ねるたびに、次第に健康を取り戻していた。
「あああ、性的興奮により血行がよくなり、女性ホルモンの分泌が活発になることで新陳代謝が激しくなって免疫系が活発になりますぅっ!」
知的な彼女は喘ぎ声も知的だ。三つ編みのお下げが揺れる。眼鏡っ妹の彼女は眼鏡をつけたまま事を行う。航の卓越した技術がそれを許しているのだ。
「ああん、兄上様ぁ! 鞠絵はッ 健康になりますぅ!」
一時期は瀕死の状態であった鞠絵であるが、兄と性交を重ねるごとに回復の傾向を見せていた。まさに宇宙の神秘、大自然の驚異である。しかし、それは確実に彼女のアイデンティティを崩壊させているのをまだ知らずにいた。
「気分転換に獣姦じゃ獣姦じゃ」
「バウッ、バウッふっ! バウッ バウッ!!」
航は人間だけでは飽き足らず、鞠絵の愛犬、。ゴールデンリトリバーのミカエルさえ手にかけていた。大型犬であるので、航のペニスを受け入れるだけの大きさは有るのだが、異種の雌であっても快感を植えつける航の手管はまさに神業の域に達していた。
「この、もこもこぐあいが、たまらなくよいのぉ」
「バウッツバウッバウッ!!」
6人まで終えて、航は登校する。しかし、淫欲の禍渦はこの程度で終わらない。はちきれんばかりに怒張した彼の男根はこの程度の戯れでは収まるわけが無かった。
「はっはっは、友人じゃ友人じゃ 授業中に友人達と3Pじゃ」
「あん…航っ……くんっ………やん………ああっ!」
「航ぅ…」
「この面で男声というギャップがまた、たまらぬものがあるのぅ」
授業開始早々、クラスメイトの佐々木さんと村沢たか美を押し倒す。たか美は普通に見ると眼鏡っ子なのだが、れっきとした男である。そう、航は穴さえあれば、男でも女でも構わないのだ。授業が終わる前に、クラスメイト全員を犯しつくす。当然の如く、教師も押し倒す。
「胸の谷間から溢れ出る 濃厚な女教師のフェロモンが、フェロモンが」
「ああん、神聖な学び舎で教え子に貫かれる背徳の快感が、快感が」
そうこうしているうちに、昼休みとなる。
「兄さまーっ、お弁当ですの!」
「おお、白雪か、いつも大儀じゃのう」
白雪の運んでくる弁当を平らげる。白雪は料理に長けた小柄な少女であり、彼女が弁当を持ってくるのは、既に日課と成っている。
「やーん、兄さまのためなら、姫、幾らでも頑張っちゃいますの!」
「そうかそうか、ならば、ご褒美じゃ、ご褒美じゃ」
「やーん、兄さまのスペシャルソーセージ、美味しすぎますの!」
白雪との情事の後、他のクラス、他の学級を犯し続けるとやがて学校は終わる。
「チア部の溢れんばかりの色気と言うのは見るもよし、やるもよしじゃのう」
「あああっ! 辞めてくださいっ!?」
放課後は花穂の所属するチア部の全員を食い散らかすのが日課になっている。その後、鈴凛の研究部屋へと足を向ける。発明好きの鈴凛は他の妹達と一味違っている。
「へっへっへ、アニキぃ。偶には、エッチじゃなくて、お小遣いちょーだい」
「はっはっは、物足りぬのか、物足りぬのか」
「うひぃーっ、あっ、アニキぃ……激しぃ…ッ……」
まさにマシンガンのような連続したピストン運動の連撃に、鈴凛の息は絶え絶えだ。
「愛さえあれば、金など要らぬのじゃ、要らぬのじゃ」
「やぁんっ、これって愛ちがうぅっ」
理不尽な言葉に攻め立てられて、理性的な彼女の頭もくしゃくしゃになる。全く、理屈に合わないことに対して鈴凛は弱い。
「さてさて、ロボじゃロボじゃ」
「アッ、アッ、アッ、アニキサマ………」
鈴凛の後は、彼女の発明したオートマトン、メカ鈴凛を犯す。特に性的機能を装備しているわけではないが、航の絶妙の刺激はプログラミングされていないハズの性感をも呼び覚ましてしまうのだった。
「もー、アニキったらどうして私よりいつも、メカ鈴凛の方が長いのよ!」
「はっはっは、ならばいっぺんに、いっぺんに」
「ああーんっ!?」
鈴凛とメカ鈴凛を堪能した後、航は千影の部屋へと赴く。千影は神秘的な雰囲気を幾重にも纏った、人知の外側とも言えそうな存在であるのだが、既に航も性欲にかけては人外の域に達している。しかし、神秘のベールすら、航には衣服の一部にすら過ぎない。何せ雰囲気など、目にも見えず触れることも出来ぬではないか。
「兄くん……… 神話の例を引くまでも無く………兄妹の契りは神聖なものなんだよ………」
「はっはっは、知ったことか、知ったことか」
やんわりと拒絶のポーズをとる千影であるが、航はいつも強引だ。するするとローブのような衣服を取り去って、彼女を全裸に剥いてしまう。
「暴君と呼ばれたカリギュラも………妹ドルシラの前では………従順だったと聴くよ………」
「余所は余所、家は家じゃ」
千影の身体はスラリと細い。白磁の人形のような身体は艶かしく、神々しさすら感じられる。だが、航は彼女を、肉体の織り成す煩悩の世界に叩き込む。熱い欲棒は、彼女の肌理細かい肌を朱色に染めていく。
「ああ………兄くんの陽物………太陽よりも、メキドの炎よりも熱く………コキュートスの氷すら、溶かしてしまう………」
「はっはっは、そうじゃろう、そうじゃろう」
精一杯の愛の言葉も、彼には善がり声の一つに過ぎない。如何なる言葉を吐かせることよりも、如何にイカせるかが重要なのだ。
「ああ………ちか………いっちゃうよぉ………」
失神という劇的なクライマックスを迎える千影。その姿もまた美しかった。航はそんな彼女をベットに横たえる。
「次はなぁ……… そこじゃぁっ!」
「チェキィ!!!!」
何もない空間へと陽物を突き立てると、いつからそこにいたのか、妹の一人、四葉が姿を現した。いつの間にか、千影との情事を隠れ見ていたのだ。おしゃまな少女と言った感じの四葉であるが、この妹も航の前では発情した雌にしか映らない。
「ああ、兄チャマぁ……… いきなりは反則デス……… 四葉、壊れちゃいマス………」
「なにをこんなに濡らしておって」
愛撫もそこそこに、ふんふんと腰を打ち振る航。行為を目撃していた興奮からなのか、四葉のそこは既に濡れそぼっていた。スムーズにペニスが往来する。
「あっ、あっ、兄チャマぁーっ、四葉、オカシクなっちゃいマス!」
「はっはっは、ストーキング娘に、肉棒の百叩きじゃ、百叩きじゃ」
「百回もされたら、四葉、モチマセン!!」
爆発的に発生する性感に身を焦がされながら、百回目の一撃で、四葉と兄は昇天した。だらしなく床に倒れる四葉、と、そのとき、薙刀の一閃がきらめいた。
「兄君さま! 日々の不埒な行い、我慢なりません! ご覚悟を!」
大和撫子を目指す春歌の仕業だ。しかし、航は落ち着いている。
「その程度の腕では、命はやれぬのお」
一騎当千の春歌の攻撃であるが、淫欲に全てを捧げた航の敵ではない。たやすくいなして得物を取り上げ、帯を引っ張る。
「ああれぇ、兄君さまぁ〜 御無体な〜」
帯を引き抜かれると、その艶やかな召し物がはらりと落ちる、その間、くるくると回りながら春歌は簡単に押し倒された。まるで兄からの蹂躙を心待ちにしているかのように。彼女もまた、兄との情交によって溶かされてしまった一人であった。
「そうは言っても、ここは既に喜んで居るぞ」
ちょめちょめと、春歌の敏感な部分を攻める。じっとりと汗ばんだ隠し所はぐちょぐちょと潤い、兄が入ってくるのを心待ちにしている風情。航も遠慮なく、それでいて焦らし気味に一物を埋めていく。
「ああれ、ああれ。 春歌、変な心持になってしまいます」
「ほれほれ、子宮の入り口じゃ、入り口じゃ」
航が絶妙の腰使いで、春歌の膣内の敏感なところを責めあげると、彼女は全姉妹中最大の爆乳をぶるぶると震わせながら、愉悦の声を上げ続ける。やがて、幾度も交わした逢瀬で知った泣き所を攻めていくと、春歌はもう、絶頂に向かって突き進む以外になくなるのだった。
「ああ、春歌、気をやってしまいますぅ」
彼女が果てる瞬間、ぶうんと、巨乳がゆれた。
「さて、次じゃ次じゃ」
「にぃや〜 亞里亞、ずっと待ってたの」
「はっはっは、未来の淑女に淫欲のレッスンじゃ、レッスンじゃ」
「あっ、あっ、にぃやぁ にぃやぁ」
深窓の令嬢、というよりも座敷牢に閉じ込められた不遇の少女といった感じのある亞里亞である。それが航が女の歓びを教えたものだから、なお一層、知力が非常に危険な状態に陥っている。油断すると、飲食を忘れて自慰に耽ってしまう。そうならないように、随時彼女着きのメイドが注意を払っている。
「亞里亞ぁ………ずこずこ………すきぃ………」
「そうじゃろう、そうじゃろう」
だが、短期間と言えども禁欲を強いることにより、兄から与えられる快感は一層増幅する。雛子と並ぶほどの幼さであるが、頭のネジの緩み方が、なお一層の危うさを見せている。だが、もちろんのこと、航は微塵も気にしない。
「あーあーあーあー」
航の腰の前後運動に合わせて、亞里亞は壊れたような声を上げる。それは航が射精するまで続き、ぜんまい仕掛けの人形のように、急に途切れる。後は目や口からだらしなく体液を流し、ヒクヒクと痙攣する肉の塊となるのだ。
「さて、デザートじゃ。 メイドじゃメイドじゃ、メイドの双子姉妹丼じゃ」
「「ああ、お許しください。にいや様」」
二人の声がユニゾンで響く。彼の絶妙の腰使いは、二人の秘所を時間差で同時に攻めることが可能だ。双子のメイドをいっぺんに味わうという極上のディナーであるというのに、航にとっては駄菓子程度なのだ。
「さぁて、二周目じゃ二周目じゃ!」
「あんあん、お兄ちゃん、あんあん」
彼に睡眠の2文字は存在しない。夜も夜とて12妹達を満喫する。航の一日は性交に始まり、性交で幕を閉じるのだ。