前に振ったネタ
2011年12月31日
常々、言葉のインフレーションを気にしている私ですが、
今年ぐらいは『激動』と言っても良いのではないかと思う次第。
さてまぁ、災害は元より、政変も多く起きたことよ。
いや、来年に投げっぱなしか。どうなることやらですよ。
自分を振り返ると、これまた色々やったものです。驚きです。
(モンハンに始まり、モンハンで終わってますが・笑)
でも、来年のほうが大変そうです。
これはまぁ、毎年のことですけれども。
とりあえず、小説については「出す出す詐欺」だったので、
来年に持ち越しです。頑張ります。
来年もよしなに。
2011年12月24日
気がつくと、年の瀬まっただ中です。
みちのく怪談2011、私の投稿が反映されたのでご紹介を。
『近所のドラ猫が食い入るように見つめていた新聞の切れ端より抜粋』
『再び潮の満ちるまで』
『月日が幾ら、過ぎ行きても』
さて、来年もがんばろう。
2011年10月15日
宣伝をば。
友人の絵描きのjbstyleさんがPVが公開されたのでご報告。
絵描きのPVって凄くね?
10/29に行われるふるさと怪談トークライブin名古屋のフライヤーが公開されましたよ。
片方は二葉館で行われる「目で見る怪談文学散歩 金井田英津子「文豪怪談傑作選」原画展」&トークイベント。
もう片方が橦木館で行われるふるさと怪談トークライブin名古屋ですのでお間違えの無いよう。
11/3に行われる「第十三回文学フリマ」にて
妖怪サークル『夜道会』による妖怪本『へんぐえ 桔梗』が頒布されますよ。
私も参加していますので、よろしくお願いします。
2011年9月11日
アメリカの同時多発テロより10年、東日本大震災より半年。
長いような、短いような。
そんなわけで、今年もやって来ました
みちのく怪談コンテスト
締切は12月11日。アラ三ヶ月。
てのひらのリベンジ、ココで果たさずして何如せん。
2011年8月15日
戻ってますよ。
2011年8月23日
第九回ビーケーワン怪談大賞の選考結果が発表されましたよ。
四年目にして、初の落選です。箸にも棒にもかかりませんでした。はふん。
色々、反省すべき点はありますが、来年は怖い話、頑張って書きます。頑張ります。
2011年8月9日
15日まで留守にしますよ。
何か有りましたら、Twitterかmixiの方へ。
2011年8月7日
8月6日に行われたふるさと怪談トークライブat京田辺の軽くレポですよ。
- 最初は東雅夫氏の挨拶と「ふるさと怪談」の意義について
- 東氏残ったまま、遠藤徹氏と田辺青蛙氏登場。軽くお二人の経歴について
- 遠藤氏、同志社大の先生だったのか……ってか『溶解論』の方が『姉飼』より古かったのか……
- 田辺氏はいつものように、名前でいじられる。お約束なのかー(笑
- 遠藤氏のスライドで田辺市近隣の伝説を紹介。それに纏わる怪談を田辺氏が語る、という形式で進行。
お題は3つ(かなり抽出)。下に行くほど胡乱になります。
- 1:鬼伝説と鉄
- 2:甘奈備山
- 3:(ごめん、ど忘れした)
- 田辺氏所有の市松人形について言が及ぶ。どうも最近は、首が抜けて廊下を転がってるらしい。
その時髪が抜けるので、(旦那の)円城塔氏が困っているらしい(掃除的に)。
- 3人退場の後、10分の小休止
- 黒木あるじ氏によるビデオレター『みちのくからの手紙』
- 京極夏彦氏、宮部みゆき氏登場。みちのく怪談コンテストの優秀作4作を朗読。
- 東氏を加え、トーク……のはずが、京極氏、唐突に「昔話」と「伝説」の構造論を語りだす。
何事かと思っていたら、『ふるさと怪談』の構造に行き着き、文学的な試みとして非常に有意義であることを論じる。
さらに「怪談は不謹慎なものなのです」と断言。不謹慎による癒し、ツールとしての効果を力説する。
故に「「不謹慎だからやめろ」というのが良くない」とも。圧倒される言説でした。
- 岩崎書店の怪談えほんは「白ポスト」に投函されるような有害図書を! というレベルらしい。
トラウマ必須。もしかしたら既存の読者をなくすかも、という勢いであるので「親戚の子に買って嫌われてください」。 - 京極氏、宮部氏退場。中山市朗氏登場。
- 自己紹介もそこそこに、ひたすら怪異を語る。
- あっという間に怪談トーク終了。ちなみに8/27には田辺氏と市松人形を迎えての中山市朗 Dark Night 〜Vol.5〜があるらしい。
- お帰りは京極氏、宮部氏が手ずからポストカードを渡して頂けました。
あっという間の3時間でした。他にも色々有るのですが、まぁ、差し障りのないところでこんなもんでしょう。
特に、京極氏の「みちのく怪談論」は幽でも改めて、そしてしっかりとやって欲しいところです。
2011年7月17日
第9回ビーケーワン怪談大賞漸く投稿です。
今回、最初の数更新分しか見てないので、カブってたらごめんなさい。
2011年6月14日
『てのひら怪談 辛卯』でましたよー。今年も一行レビュー頑張ってみます。
ご存知とは思いますが、俺様視点全開ですよー。
- 平金魚「チヤの遺品」
有りがちなテーマですが、ソレを十分に料理仕切った逸品。個性は簡単に出せるものではないのです。
- 椎名春介「笑顔でいっぱい」
リアリティのある不気味さが光る作品。「有るかも知れない」と感じさせるところが凄い。
- 古家賢一「コラボ」
非常に良い修正が入ってます。なるほど、こう直したかとちょっと羨ましいです。
- 青木美土里「道行き」
ミスリードを誘う作りですが、そこを「オチ」としない所が巧い、というか上品です。
- 紺詠志「くさいバス」
独特な表現のまとわりつく作品。日常から非日常に向かい、そこから日常に軌道修正するところも良いです。
- 芝うさぎ「あふひ」
語り手の経てきた時間を感じさせる、見事な作りです。思い出話をしている感が伝わってきます。
- 小島モハ「ドイツ箱の八月」
淡々とした文章の中に、幻想的な怪異が語りこまれています。西洋の香りが感じられる一作。
- 池田一尋「赤い酒」
昔語り風の文体が、怪異に奇妙な説得力を持たせています。方言を巧く使うのは至難の技です。
- 吉野あや「あかいいと」
投稿時よりも大幅改稿されています。文章の順序が違うだけで、これほど変わるとは。
- 行一震「黒く塗ったら」
子どもっぽい文章、っというのも難しいものです。不整合さが巧く出ているのがイイ。
- 岩里藁人「白の恐怖」
小慣れてるなぁ…… 「物語」だけでなく、こう言うのも書けるのが岩里さんの恐ろしいところです。
- 小瀬朧「水筒の湯」
友人の話が自分に集約し、また友人へと帰結する、その雰囲気、流れの自然さを見習いたい。
- 山下昇平「Mさんの犬」
最後の一行が効いています。 ……最後にどんでん返しすればイイ、というわけでもないのです。
- 井上由「まだだ」
犬についての描写がしっかりしているので、「気がした」でも、怪異として成立するのです。
- 夢野竹輪「一人暮らし」
幻想的な一作。「おばけ」最初に言い切っているところが潔い。
- 矢口慧「『幸せにね』」
向こう側の理が伝わってくる作品。投稿時との微妙な違いがまた、良いです。
- 夢乃鳥子「万華鏡」
タイトル通り、めくるめく視点の変化が読み手を幻惑します。文章の巧さはこういう所に出ます。
- 酒月茗「悪い人」
話の上手さに引きこまれます。小出しにする順番が計算されつくされているのかと。
- 谷一生「まちぼうけ」
硬質な、ザクザクと迫ってくる文体が良い。これもまた個性ですね。羨ましい。
- 猫吉「安全ポスター」
真綿で回りをふさいでくるかのような、じわじわ来る文章が素敵です。自然な物ほど、難しいのです。
- カワナカミチカズ「彼女の音」
全てを書かない書き方で、不自然にならないようにするのは本当に至難です。素敵です。
- 小桜ひなた「逆怨み」
怨まれている、と主張する側の方がある意味怖い。ちょっとした視点の変化、大事です。
- 神沼三平太「手話」
まさに「視覚的な怪談」。ソレを文章にするからなお凄いのです。
- 廻転寿司「おばさんの話」
ただのサイコさんなのか、それとも……と思わせる所が巧い。踏み込み過ぎないスタンスがいいです。
- 入江克季「爺さんの話」
よくもここまでコンパクトにまとめたものだと感心する一作。特に押し込んでいるようでも無いのが良い。
- 青井知之「お届け物」
前半と後半の対比が非常に巧く出来ています。何気ない二日であるのに、印象に残ります。
- 貝原「焚き火」
あああああ、肝心なところが解らなくて、歯がゆい(汗。
- 駒沢直「もったいない」
次第に、そしてゆっくりと落ちていく狂気の感覚が良いです。これは既に、怪異です。
- 緋衣「八幡様」
じんわりと、伝わってくるものがあります。何気ない描写が凄く、効いているのです。
- 崩木十弐「テレビの箱」
時代を感じさせる描写が巧い。少しだけ手直しが入ってますが、そこがまた良いのです。
- 我妻俊樹「廃屋」
並々ならぬ文章で、虚実の境を魅せてくれます。絶妙とはこう言うのを言うのです。
- 緋衣「のこっている」(「廃屋」改題)
淡々とした文章が、不気味な雰囲気を醸しだしてくれます。なかなか出来ることではありません。
- 斜斤「□」
描写の外に横たわっているかのような、不気味な何かが見え隠れする一作。タイトルがまた、秀逸。
- 屋敷あずさ「血天井」
主人公の体験が、こちらに伝わってくる良作。怖い、怖いと言うだけではないのです。
- 立花腑楽「天に還す」
磯の香りにむせばせるような、不条理。細微に入った描写が奇想を許容する雰囲気を創り出すのです。
- 我妻俊樹「汐蜂」
ルビを振らない所が効いてます。細密な描写に裏付けられたこの字面が、想像力をかきたてるのです。
- 三浦さんぽ「潮騒」
夏の暑さに朦朧とするような、幻想的な作品。目眩のするような視界のブレが何とも言えません。
- 君島慧是「いばらの孤島へ」
「掌編の名作」でありながら怪談です。西洋怪談の見本とも言えます。あまりにも、見事。
- 松本楽志「氷川丸の夜」
ひたひたと、忍び寄るような描写が凄いです。そして、突き放すかのようなラストがまた、良い。
- 必須あみのさん「命札」
過去の思い出に潜む、ちょっとしたコト。味わい深い作品です。
- 神楽「招く狐」
改行をしないのは、ある意味、計算なのかも知れません。「憑かれたかのような」一作です。
- 石居椎「きつね風呂」
民話的とも言える一作。挿入されるエピソードの一つ一つが温かいのです。
- 山村幽星「幻を追って」(「幻をおって」改題)
懐かしさのこもる、古きよき近代的な、和の一編。艶のある作品は貴重です。
- 名島照葉「七夕の夜」
安易に落ち込みそうな素材を、シットリとした雰囲気で磨き上げた一作。なかなか出来ません。
- 田中せいや「おむかえ」
実際にありそうな怪異が、ぎゅっと詰まった掌編。八百字全部使う必要ないよなぁ、と改めて感じます。
- 間遠南「ねばーらんど」
有りがちに見えて、まさかそう来るかよ、と思わせる一作。セカイ系はコレで極まったな。
- 暮木椎哉「畸骨譚」
最近では出しにくいネタだと思われますが、踏み込んだところが凄い。また、単なる猟奇に留まらないところが見所です。
- 三田とりの「主婦と排水溝」
日常に潜む、恐怖。男の知りえぬオンナの世界、というのは非常に怖いものなのです。
- 夕村「マンホール」
ほんの数行ですが、そこのエロスが半端ない一作。官能描写すればいいってものでは、ないのです。
- 崩木十弐「妻の不貞」
日常の、ヒトコマから切り出されたかのような怪異。自然な描写が心憎いのです。
- 松村佳直「抜けるので」
艶笑、というべきか。気の利いたタイトルとのリンクが素晴らしい。ああ、こう言うので入賞したい。
- 緒川萄子「おたまじゃくしは蛙の子」
陰鬱な雰囲気の、重い描写に飲み込まれそうになる一作。その黒さは、ラストに凝縮されます。
- 宮ノ川顕「芋虫」
「変わっていく」描写が見事です。
…………あと、すいません。『化身』読んでません(汗
- 告鳥友紀「小バエ一匹」
ふつふつと湧いて出る、怪異描写の見事なこと。不気味さが手に伝わってくるようです。
- 地獄熊マイケル「マリア様をみてる」
タイトルは有名なアレのパロディですが、主人公の、次第に堕ちていく様が怪異と合わさって非常に良いです。
余談ですが、文体といいペンネームといいセンスといい、知ってる人な気がして成らないのです……
- 白ひびき「穿ち」(「みちんす」改題)
淡々とした文章の中で“怪異”に心を動かされた表現が、巧いです。
- 勝山海百合「原隊に復帰せず」
格調ある文体が、文底に懐かしさ、物悲しさを醸しだします。さすがの一作。
- 御於紗馬「くだん抄」(「苦談義疏」改題)
ま た く だ ん か よ 。
- 三和「蛇女」
うわさ話からはじまる、恐怖の記憶。前半と後半の切り替りが良いです。
- 葦原崇貴「カマキラー」
手を引いた祖母には、彼女は視えていたのだろうか? そう思うとやはり、深いのです。
- 沙木とも子「籠の鳥」
まるで絵画のような、美しくも幻想的な作品。これもまた、西洋怪談の見本とも言えるでしょう。
- 中島鉄也「あやかし心中」
そういえば、今回、時代ネタが少ないですね。雰囲気のある文章が魅力的です。
- 樫木東林「紙
原因を明かさないところが、読み手の不安を募ります。こう言うのもありですね。
- 朱雀門出「癲覚」
投稿時よりもさらに一歩踏み込んだ描写が効いています。いいなぁ、こう言うの書たきいなぁ。
- 武田若千「バックライト」(「小説メモ」改題)
気にしていなかったことが、ふと、怪異だと気がついてしまう。……起こりえるかも、と思わせるのが怖いのです。
- 鈴木文也「円」
日常の中から、鎌首をもたげる不条理。この「シムラ」の描写が秀逸です。
- 宇津呂鹿太郎「友情の証」
つなぎ方が巧い。少しズレが生じているところがまた、味わい深いのです。怪異は、幽霊だけではないのです。
- 圓眞美「果つるところ」
不条理でありながら、どことなくコミカルな一作。挿入されるイメージが美しいのです。
- 富安健夫「美しい姉」
前半の姉に対する描写が、終盤にどす黒い感情へと変わります。この落差が何とも言えません。
- 沢井良太「西瓜の穴」
儚いイメージが、美しくも侘びしく感じられます。味わい深い作品です。
- みじかび朝日「黒い手」
一つの怪異を、ねっとりとクローズアップした作品です。放課後の下駄箱の気配が、良いです。
- 日野光里「いるみたい」
少しずつ生活に怪異が侵食してくる様も見事ですが、最後のオチがまた、秀逸です。
- 畦ノ陽「よびんど」
怪異を覗くものは、怪異からも覗かれている。そんな風に感じた一作です。
- 丸山政也「ワンピースの女」
海外の街並み、その暗がりに蹲る赤いワンピースの女。この絵だけでも、うっすらと恐怖を感じます。
- リュカ「カエルの子」
道端に蹲っている女性、というだけで、「むじな」等の不吉さを感じるのは私だけでしょうか?
- 三和「夕焼け観覧」
のんびりとした夕焼けからはじまる、ゾクッとする怪異。この流れは見事です。
- 迷跡「樹上の人」
独特な文体が、この奇妙な出来事を色添えています。読み手の側は、不安になる一方です。
- 早乙女まぶた「暗黙のルール」
自然な流れですが、登場人物の全てがピタリと当てはまります。話の練り込みが巧いのです。
- 金澤正樹「花の写真」
まさに怪異に「感染してしまった」感覚です。恐怖は感染、するのです。
- 杜地都「ココアのおばちゃん」
心温まる思い出ですが、不気味さは抜けません。正に絶妙のさじ加減です。
- 飛雄「オレンジジュース」
失った家族に対する想いが伝わってくる、一作。シンプルな題名が心にしみてきます。
- 有井聡「愛別」
辻褄の合わない話を、無理なくスムーズに展開しているところが凄いのです。見習いたいです。
- 内藤了「真夜中に豚汁」
たとえ怪異であっても、真正面から向きあおうとする。そんな強さを感じます。
- 葉原あきよ「警告」
タダの、タイミングかも知れない。いや、そうではない。その境界を超えてくる、何か。その気配が凄く良いのです。
- 神奈山つかさ「現地調査について(報告)」
現場の視線が伝わってくる文章で、現場で起こりそうな、そんな怖さを伝えてきます。
- 甲斐文汀「窓塞ぎ」
「常」が破壊されたとき、安定は崩壊する、その暴力的とも言うべきカタルシスが効いてくる作品です。
- 松音戸子「クチコミ」(「口コミ」改題)
ネットを探していれば、ドコかにありそうな怪異。この「ありそうな」と思わせる話を書く事こそ、至難なのです。
- 在神英資「ぶち切レ」
タイトル通りのラストが憎いほどの作品。徐々に募っていく狂気の描写が凄いのです。
- 一田和樹「温泉宿の四つの石」
奇妙な風習にまつわる、奇妙な体験が眼に浮かぶようです。終盤も秀逸です。
- 篤長宙史「邪魔」
乾いた文章で綴られる、乾いた結末。なんとも言えない不気味さを感じます。
- 藤村「ほらねんね」
夢か現か分からない、幼い日の想像かもしれない。その境界が何とも言えません。
- 勝山海百合「信心」
最初の一行が()というのが、なかなか凄い。話の流れも素晴らしい。
それにしても、勝山さんは四足のモノを描くのが巧いのです。
- 湯菜岸時也「ちゃんばらテッチャン」
よく読めば、テッチャンと後半は別の話であることは解るのですが、説得力を持たせる文章が凄いのです。
- 夏野「しるし」
それは、もしかして……と、思わせる一作。予知は、予測でもあるのです。
- 不狼児「『・』」
予兆の不気味さですが、最後に落ちをつけるのではなく、最初にフタを開けて始めるところが凄い。センスです。
- 有井聡「ボランティア」
従兄の思い出で隠されているものの、得体のしれない何かが横たわる一作。不気味なのです。
- 高橋史絵「送り線香」
東雅夫氏が「はじめに」で描かれている通りの、鎮魂としての、怪談です。
- 赤星都「ひとりぼっち」
近しい人を遠くに感じる、それ以上の「孤独」はありません。そんな心情を描ききった一作。
- 江崎来人「よんひくさんの木」
「4-(引く)3」の意味か、いやいや。 と考えさせる一作。虚実の間が凄いのです。
- 黒木あるじ「つじさん」
禁じ手だ! と、投稿時に心のなかで叫んでしまった作品。
「おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!」
今回は総じて、投稿時からブラッシュアップされた作品が多かったように思います。特に「怖さ」の方向へ。
一言一句であっても、差が出てくるのが800字の恐ろしいところ。怪談であればなおさらです。
こうしてみると、以前の版よりもより「怪談」らしい作品が並んでいるように思います。
しかし、やっぱり、タイトル大事ですね……。CDのジャケどころじゃない。
しかして、やっぱり恐ろしいのは並びの妙。"編"というのはこう言うのを言うのです。
私は書く方で手一杯です。はふん。
しかし、いつになく時間がかかってしまった……スランプなう、です。
2011年5月21日
なんかオカシイな、と思っていたら、日記の年換えてなかった(汗
時空が歪み過ぎだ。道理で調子が狂ってるわけだ(苦笑
『てのひら怪談 辛卯』、6月発刊です。
拙作、『くだん抄』(『苦談義流』改題)も掲載されます。ひゃっはー。
2011年4月27日
sfこと古谷俊一氏が25日亡くなられたそうです。
ソースはスラド。
インターネット黎明期(Yahoo!がまだリンク集で、GooleよりAltaVistaの方が強力だった頃)より
ネット上でのTRPGを模索されていた、大先達です。
私にとって「ネットの偉い人」でもあります。
直接面識もなく、最近はサイトの方も見ておりませんでしたが、
訃報に触れてしばしショックを受けております。
ご冥福をお祈りします。
2011年1月25日
WEB 幽の投稿怪談に掲載していただきました。
宿借
久々の、使い回しでない作品です(ぇ
しかし、これ、よく載ったなぁ(自分で言うなよ)。
2011年1月17日
また一つ歳を取りました。
今年こそは、新人賞出したい。そして取りたい。
2011年1月1日
あけましておめでとうございます。
まさかのP&S更新から初めませていただきますよ。
『Panty&Stocking with Garterbelt』最終話目配信
とりあえず、ニコ動自体が今日は重いようです。
しかし、まさかアレがこうなって、アレあれだったとは(ぇ
ある意味、話し作りの根幹への挑戦的な感じです。
これはこれで、ある意味歴史の証人になったのかも知れません。
多謝。
はてさて、来週から寂しくなることよ(遠い目