〜2つのルーツ〜(3)
97年 8月 14日(木)天候・晴れ
翌朝,目が覚めたのは4時半くらいだろうか。
しばらく寝袋の中でごろごろしていると突然爆音が鳴り始めた。
時計を見ると午前5時。
このキャンプ場,一つ問題があって,近くの畑で鳥を追い払う為の爆音が
一日中聞こえて来る。前夜は日が暮れるまで鳴り続けていたが,どうやら
日の出から日没までずっと鳴らしてるらしい :-(
幸いにして,昨夜上空を覆っていた雲は晴れていた。
取り敢えず朝飯を済ませ,テントと寝袋を暫く干しながら撤収準備に入る。
同じ頃,すぐ横に新たなキャンパーがやって来てテントの設営を始めたのだが・・・
地面を馴す時に人の荷物のある方に向って砂埃をまきあげるんじゃな〜い!
この日は結構ゆっくりしてて,結局 7時30分頃に出発する事になった。
淡路島南インターから本州四国連絡道路に乗って大鳴門橋を越える。鳴門のうず潮が
眼下で渦巻いていて,素晴らしい景色ではあるのだがここは「停駐車禁止」なので写真はない(笑)
しかし,車から下りて写真撮ってる奴が何人も居たりする
徳島市内はちょうど阿波踊りの時期にあたっていた。町のあちこちに「祭」の痕跡が見受けられるが
ゆっくりしてる訳にも行かないので,すり抜けて R438 へ。徳島駅前から始まる R438 は同時に R439 でも
あるという些か変な国道だ。
徳島駅前から始まった道はやがて町をすり抜け,雲に覆われる山々へと・・・
佐那河内村・府能,R438 は山に張り付く様にしながら標高を上げて行く。
しかしコレが同じ国道か?(笑)
ガードレールすら途切れ途切れで,この写真はまだ広い方で,大半が軽四でもすれ違えなさそうな道だし,眼下に見える集落内の村道?の方が幅が広くてキレイだぞ(^_^;
神山町へのトンネルを抜けるとそこは森の中だった・・・
R438 は,いよいよ3桁国道の真の姿を見せ付け始めた。
今走ってるのは本当に国道か?さっきの分岐が実は国道だったのでは?(汗)
さっきまでとは比べ物にならない,あまりの道の状態に不安感が募る。
やっとの事で森を抜けて集落に入ると今度は神山温泉の看板が私を誘惑してくれるし(笑)
吹上浜にはシャワーはあったのだが,元々海水浴客向けの様で何となく面倒で
使わなかった。そこでここの風呂に入るつもりで朝,出発したのだが・・・
これから進む山々は既に雲海の中だ。天候の悪化の事を考えてここは
取り敢えず我慢することにしたのだが,この選択は結局失敗だった。
結局,この日も風呂を使う事が出来ない羽目になってしまったのだから(^_^;
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