2007.12.08更新
ホームズ彗星(17P)が大バースト!2等台まで増光!(2007.10.25)
ホームズ彗星(17P)は公転周期が約7年の周期彗星で、今年5月に近日点を通過したばかりだった。
その後、今月23日に17等前後での観測報告があった。
ところが24日になり、核の明るさが8.4等級との報告があった。
突然の大バーストが起こって9等級も大増光したことになる。
さらにその後も報告が寄せられ続けている。
吉田誠一氏の観測では、24日午後11時ごろ(日本時間)には肉眼で3.0等級、
25日午前1時半ごろ(同)には2.8等級となっており、さらに増光が続いているようだ。
わずか2日ほどの間に14等級も増光したということだ。
双眼鏡や望遠鏡でホームズ彗星の姿をとらえることができた。
8cm屈折望遠鏡30倍では、明らかに黄色い、芯のあるボケた恒星状に見え、
120倍では、10秒角ぐらいの明るい芯をとりまく淡いコマが、1分角ぐらいまで広がっているようすがわかった。
ホームズ彗星は過去(1892年)にも1度バーストを起こしている。
このときは12等級増光して4等級に達し、その後1週間ほどでおよそ7等級まで暗くなったという記録がある。
当分は目が離せない、大注目の現象になりそうだ。
【アストロアーツ】
ということで、あわてて観測した「ホームズ彗星」、凄い!
3等星までしか見えない薄曇りの空の中で、肉眼でくっきりととらえられる!
10x25双眼鏡、5cm300mm望遠鏡で観測し、写真にもしっかり納まった。
撮影データ
赤道儀 :Sky-MemoR
カメラ :PentaX ist☆D
レンズ :300mm望遠+テレプラス(35mm900mm相当)
iso :800
絞 り :F4.5
シャッタ:15sec
合 成:RegiStaksにて15カット
しっかし、太陽から思いっきり遠ざかってからバーストするって、いったいどんな事件が起きているんだろう?
まだ明るいホームズ彗星(17P)!(2007.11.07)
突然の増光から2週間たったが、まだ明るい!
コマは拡散して薄くはなっているけれど、大きくなっているので見応えはまだまだ!
撮影データ
赤道儀 :Sky-MemoR
カメラ :PentaX ist☆D
レンズ :300mm望遠
iso :800
絞 り :F4.5
シャッタ:30sec
まだまだ肉眼彗星!(2007.12.8)
さすがに広がってぼやけて、都会では肉眼では見えなくなったけど、暗い処へ行けばまだまだ健在。
撮影データ
鏡 筒 :Takahashi SKY90 直焦
赤道儀 :Takahashi EM10
カメラ :PentaX ist☆D
iso :800
シャッタ:180sec
コンポジット:4枚