番外 新潟 阿賀町 水害ボラ 8/5〜7

東日本大震災で大変なことになっている東日本に、7月末の大雨が新たな被災地を生んだ。
支援物資も有る、人も集められる、そんな愛知ボランティアセンターが黙っている訳は無い!

てことで、5日金曜から新潟県は阿賀町まで、被災地支援のボラへ行ってきました。

新潟は宮城に比べれば近いので、出発は午後10時。ボラセン前で出発式を執り行い
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バス1台、4tトラック1台、ワンボックス1台、合計3台で出発。
急遽決まったボラ派遣のため、参加者は少なく、総勢30名。

ウチ1名はトラックの運転手=ひつじさん=で、一人でトラックを運んでそのまま帰ってくるという超強行軍。彼が居なかったらこのボラの実現は難しかったかも。ありがとうございます。

もう一人凄い人が居て、それは先のワンボックスの持ち主の方。
なんと、所有しているワンボックスを向こうの活動に使ってください、と貸し出し提供し、顔合わせのため石巻まで出向く! 漢だ!!

で、自分はこのワンボックスの運転手に抜擢exclamation ×2
といっても一人で全工程ではなく、片道600Kmを4人で分担するので高速の150Kmだけ=1時半から3時までを担当させていただきました。気が張った、、、

バスに乗り移り、その次の休憩で止まったSAでちょうど夜明け。 朝5時か・・ そして一行は進む。東へ、朝日へ向かって。晴れ
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高速を降り、阿賀野川に沿った道を進むと、川に流れているのはまだ泥水・・・ 綺麗な水になるのにはどれくらいかかるんだろう?
泥水の川

8時ころたどり付いた現地ボラセンター=あがセン=。
被災地

ボラ受付はまだ始まっていないけど、拠点となっている廃校となった小学館の体育館へ物資=大量の中古と新品のタオル=を搬入。
30人のバケツリレーであっという間指でOK
体育館に支援物資

9時から始まったボラセンミーティング。センタースタッフから”ありがとう”と”無理はしないで”のお願い。
現地ボラセンの方々
ボラセンター長の音頭で気勢を上げて、各班、ボラにGo!!
現地出陣式

センターが用意したマイクロバスに揺られ送り込まれたボラ地。田んぼに泥が溜まっている・・・・ 水は? 来てないのか?!
土砂が流れ込んだ田圃

我らに任されたのは二軒の民家。
一軒は泥出し作業だけ!なので俺を入れての男5人で、もう一軒は掃除やら泥だしやらを女性陣も含む残り23人で。

さっそく派遣先へ赴き、一人で仕事をされていた家主様=74歳=をお手伝い。
畳も床板も全てはがし終わっていたので、スコップと土嚢を持って、ひたすら床下から泥を掬う。

ところがこれが簡単には行かない。石巻の泥と違って山泥主体なので、粘度が半端じゃない。
が、乾いてしまえば楽になるか?というとそんなに甘くない。乾いてしまえば石巻の泥は固まってカチコチになるが、こちらの泥は粉になるそうな。
てことは、水分を含んでいる今のうちに片付けないと!

ねっとりとした厚さ20cmくらいの塊に力一杯スコップを叩き込まないと、まったく掬えない。
不安定な床ハリの上に乗って40cm下の床へスコップを入れるのは下半身に大きな負担・・・・

あまり作業が進まないうちにお昼タイム。マイクロに乗ってボラセンにもどり、それぞれが持ち込んだ昼を喰ってボラセン提供の水をいただいて、休憩。
昼休み
ごろりとブルーシートの上に寝転がると、風が気持ちいい! 気温は36度だけどネ。

13時から作業再開。
午後は1名増強し6名で作業。
コツも段取りもわかってきたので、スコップで掬うだけではなく、家主様の助言のとおりに地面に降りて手でつかんであげる作業も混ぜて、ひたすら泥出し。

撤収時間の15時まで、20分作業、10分休憩を基本にひたすらえっさほいさ! 泥が詰まった土嚢の移動も混ぜながらえっさほいさ。

なんとか6畳の部屋と4畳半の部屋の下は、綺麗にすることができました。

作業前                                     作業後
      作業前 作業後
      作業前 作業後
(写真は事前に家主様の許可をいただいてから撮影しています。被災者への心遣い)

そして休憩時間の間に家主様と話していた時に。衝撃的な事実が伝えられる!

なんとこの方も”ボランティア”だと!!!!
「俺は隣の町に住んでいるんだけど、弟のところが大変だってんで助けにきたら『俺んとこはいいから、そこの爺ちゃん婆ちゃんしかいない家を手伝ってやってくれ』といわれたんで、一週間俺がやってる」・・・・・・
すげーーーーー!!

や、マジ凄い爺ちゃんなんですよ。
俺らがひとつずつしか運べない土嚢を二ついっぺんに運ぶわ、床下から倍の泥を掬うわ、1時間休み無しで働くわ、見た目も筋肉隆々だわ・・・・
    負けたバッド(下向き矢印)  や、戦う気も起きませんorz.

近隣に集まっているボランティアさん・地元の皆さんに挨拶しながらマイクロバスに乗りボラセンへもどり、報告をして解散。 家主さまの軒先に居た燕さんさちにもご挨拶。
ツバメw

このボラセンでダベってる時に「証明書がもらえるよ」って聞いて、バタバタと取得した証明書w
        ボランティア活動証明書
何か、証が残ったヨ☆

増水し、溢れているダムを見ながら国道を走り高速を走り、今回の派遣が初となる温泉での休憩を挟んで
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名古屋へ朝6時に帰還v

簡単な解散式を行って、疲れた眠い体を引きずって、参加者それぞれ帰途につきました。

俺も一旦家に帰り、シャワー浴びて朝飯くって、ボラセンにもどっていろいろ作業。

はー、疲れた3日だったぁ